誕生国:トルコ
誕生年:1600年代(諸説あり)
タイプ:フォーリンタイプ
毛種: 長毛種
目色:被毛の色に準ずる
公認毛色:ホワイト/ソリッド/バイカラー/シルバータビー/スポッテドタビーなど
体重: オス 3~5kg/メス 2~4kg
優美でしなやかな体と、長くて絹のようにエレガントな被毛を持つターキッシュアンゴラ。誕生国であるトルコでは、昔から国の宝として大切にされてきました。頭も良く、手足は柔軟でとても器用です。
ターキッシュアンゴラの歴史
ターキッシュアンゴラの正確な起源についてははっきりと分かっていませんが、もっとも古い記録としては1600年代にまで遡ります。祖先は中央アジアに生息しているマヌル猫で、アンゴラ(現在のトルコ)にて進化していったものとされています。その美しいルックスが人気を博し、ヨーロッパに持ち込まれてからは、お金持ちのステータスとして上流家庭で愛されました。中世フランスではルイ15世やマリーアントワネットの愛猫として知られることになりました。
1900年代になると、ペルシャとの交配が行われはじめましたが、誕生国であるトルコでは推奨されず、首都アンカラの動物園でターキッシュアンゴラの保護が進められました。その後の1900年代半ば、アンカラ動物園を訪れたアメリカ軍人がきっかけとなり、アメリカへ渡り計画的な繁殖がされていきました。1968年にCFA(世界最大の血統登録愛猫協会)に登録されました。
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ターキッシュアンゴラの特徴
筋肉質で中型のフォーリンと呼ばれるタイプで、くさび型の顔にとがった耳、大きく澄んだアーモンド形の目を持っています。成長とともに目の色が変わる猫もいます。しっぽは長めでふさふさとしており、首のまわりにある毛は他の部分に比べて少し長めです。全体的になめらかでふんわりとした手触りの被毛で覆われています。
ターキッシュアンゴラの被毛
長毛種ですが手触りは絹のようになめらかでとても繊細です。代表的なカラーはホワイトで、一番人気があります。
ターキッシュアンゴラの性格
とても社交的な性格で、愛情深く、飼い主に従順でしつけしやすい性格とされています。頭もよく、遊びやトイレの場所などもすぐに覚えることができます。
ターキッシュアンゴラの生活環境
ストレスに弱く狭い場所に閉じ込められることが苦手なため、猫が自由気ままに暮らせる環境を整えてあげましょう。運動量は多めなので、おもちゃ等を使って充分に走り回れる広さがあると良いでしょう。上下運動ができ、猫がひとりで休めるような高さのあるキャットタワーを設置するのもおすすめです。
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ターキッシュアンゴラのお手入れ
アンダーカバーがないため、毛の量自体は少なめで、手入れは比較的楽といえます。1日1回ほど、目の細かいコームで優しくブラッシングしてあげましょう。
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ターキッシュアンゴラの注意すべき点
高タンパク、高カロリーの食事は、健康と美しい被毛を維持するためにも大切ですが、体型は中型のフォーリンタイプですので、食事の与えすぎには注意が必要です。
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☞例えば、下記のような『症状』から、
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<食事>・元気がない・食欲がない・食べすぎる・水を沢山飲む・
<口>・よだれが多い・口を気にしている・口の中にできものがあ
<呼吸>・くしゃみをする・咳をする・呼吸が苦しそう・口を開け
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