
ヒマラヤンの歴史
1920年代、ペルシャとシャムの特徴を併せ持つ猫を作り出そうと、イギリスやスウェーデンのブリーダーによって交配が始まりました。
しかしペルシャのロング・コートとシャムのポイントカラーの遺伝子は両方とも劣性遺伝だったため、誕生まではかなり苦労がありました。
1935年ハーバード大学の協力のもとヒマラヤンの原型となる長毛猫が誕生しました。しかし当時のイギリスでは「カラーポイント・ロングヘア」としてペルシャの変種として見なされました。
ヒマラヤンの特徴・性格など
ふわふわでのんびり、愛嬌のある鼻ぺちゃ猫
ペルシャの密生したゴージャスな長い被毛と、シャムのエキゾチックな毛色を持ち合わせているのが特徴。瞳の色はシャムほど濃くはなく、被毛が長いほど瞳の色は薄くなります。
親種のペルシャとシャムは性格が異なりますが、ヒマラヤンの性格はその中間。ペルシャは自分の周囲の出来事を眺めるだけで満足しますが、シャムはいつも行動することを考えています。また、ヒマラヤンは社交性が高く、のんびりしています。静かに座っていることが多いですが、猫が望めば適度な運動をさせましょう。美しい被毛を維持するため、十分な栄養を与える必要があります。
ヒマラヤンの毛質
ツヤがあり、長くなめらかな手触り。デリケートで、密度の高い豪華なダブルコート。
ヒマラヤンの毛色
チョコレートポイント、ライラックポイント、ブルーポイント、ヒマラヤンリンクスポイントなどのポイントカラー。
猫種別病気ガイド『ヒマラヤン』の詳しい解説はこちら
比較的丈夫な品種とされますが、鼻の低い猫に多くみられる症状や腎臓の病気に注意が必要です。
★『子猫』に関する「にゃんペディア獣医師監修記事」は、
- 出会い方☞「ぴったりの猫ちゃんの選び方」
- 子猫を拾った☞「子猫を拾ったとき、どうしたらいいの?」
- 健康チェク方法☞「子猫の健康チェック方法とは?
成猫とは何が違うの?」 - 子猫のかかりやすい病気☞「子猫を拾ったとき、
どうしたらいいの?」 - 子猫用ミルク☞「子猫用ミルクを与えるときに気をつけるポイント
」 - 牛乳☞「猫は牛乳を飲んでも大丈夫?与え方や注意点とは?」
- しつけ☞「子猫を迎えたときに必要なしつけ」
★『子猫のかかりやすい病気』に関する「
- 猫風邪☞「猫風邪の症状って?治療法も解説」
- ヘルペスウイルス☞「猫ウイルス性鼻気管炎」
- 猫カリシウイルス☞「猫カリシウイルス感染症」
- クラミジア☞「猫クラミジア感染症」
- ワクチン接種☞「猫の予防接種(ワクチン)で防げる6つの病気」
- 皮膚糸状菌症☞「猫の皮膚糸状菌症」
- FIP☞「子猫の命を奪う恐ろしい病気、FIP(
猫伝染性腹膜炎)とは?」
★「うちの子」の長生きのために、年齢や季節、猫種など、
☞『うちの子おうちの医療事典』で「子猫のかかりやすい病気」
猫カリシウイルス感染症(猫風邪)
猫ウイルス性鼻気管炎(猫伝染性鼻気管炎、
皮膚糸状菌症(真菌症、白癬、カビ)