歴史

アメリカン・ショートヘアの歴史は1620年までさかのぼります。イギリスからアメリカ大陸に上陸し、初の入植者を運んだ船として知られるメイフラワー号、アメリカン・ショートヘアはそれに同乗していた猫を祖先としています。乗船した猫は船の上ではネズミを退治し、上陸後は農園や住宅を害獣から守りました。

 

その後、種として確立されたのは1900年前後で、当時はドメスティック・ショートヘアとよばれていました。しかし、「国産の短毛猫」と誤解されることがおおかったため、1965年に現在のアメリカン・ショートヘアという名称が与えられました。日本でも1990年代から認知され、現在ではもっとも有名な猫種の1つです。最新の人気猫種ランキングでも第4位に位置しています(アイペット 人気猫種ランキング2017)。

特徴

筋肉質でがっしりとした体格が特徴的です。足は丸みがあり、それほど長くなくバランス感覚に優れています。頭は丸く、幅が広いのがアメリカン・ショートヘアの大きな特徴です。

また口元のウィスカーパッド(ひげ袋)が発達していて、愛嬌のある表情をしています。耳の先端はやや丸く、しっぽはほどほどの長さで根元が太く、先端が細く丸くなっています。

毛色

 

額のM字模様と、体の側面のターゲット模様(別名ブルスアイ:牛の目という意味)が特徴のクラシック・タビーが有名ですが、それ以外の柄のアメリカン・ショートヘアも数多く存在します。

 

最も一般的な色はシルバー・タビーに緑色の瞳ですが、ブラウン・タビー、スモーク・タビーも人気です。

また黒一色のソリッド・ブラックなど縞模様がないアメリカン・ショートヘアもいます。被毛は密に生えており、硬い毛質はアメリカ大陸の厳しい環境でも生き抜いた名残かもしれません。

性格

あまり物怖じしないおおらかな性格の猫が多い一方で運動量は多く遊ぶのが大好きです。

犬や人間の子供との相性も悪くはなく「膝のり猫」と呼ばれるほど人を好む子もいます。そうでなくても人の近くにいることを好みます。

 

また、あまり鳴かない猫として知られ、美しい容姿と、フレンドリーな性格で全米でももっとも人気な猫種の1つになっています。

病気

肥大型心筋症(HCM)

猫でもっとも一般的な心臓病です。中年齢(7歳以上)から発症することが多く、病気が進行するまでほとんど症状があらわれないため、定期的に健康診断をうけましょう。

多発性囊胞腎(PKD)

腎臓に囊胞ができて、腎機能が低下する病気です。多発性囊胞腎はペルシャに最もよく見られる遺伝性疾患ですが、アメリカン・ショートヘアにもしばしば認められます。

ちなみに、血液型は?

ほとんどがA型で、ある報告では100%の確率でした。

ちなみに猫の血液型については「うちの猫ちゃんの血液型は?【獣医師が解説】」を読んでみてください!

飼育上の注意

あまり特別なケアは必要としませんが、被毛が密に生えているのでその分抜け毛が多めです。週に2回はブラッシングを行ってあげましょう。ネズミハンターの素質が高い猫なので沢山遊んであげてください。

 

また体はがっしりしており、けっして小さくはない猫種ですので、キャットタワーなどは安定性が高いものを選びましょう。太りやすい傾向にあるので食事量はしっかり管理し、肥満にならないよう注意しましょう。

 

 

参考資料

・世界で一番美しい猫の図鑑

・The Original Cat Bible; The definitive Source for All Things Cat

・Veterinary Medical guide to dog and cats

Tokyo Cat Specialists 院長

山本 宗伸

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