誕生国:タイ
誕生年:1300年代
タイプ:オリエンタル
毛種:短毛種
目色:ブルー
公認毛色:シールポイント・ブルーポイント・チョコレートポイント・ライラックポイント
体重:オス 3~4kg/メス 2.2~3.6kg
日本では「シャム猫」として親しまれているサイアミーズはその名の通りタイ(旧シャム王朝)が起源の猫種です。その立ち振る舞いは気品に溢れ、世界中にファンがいます。
サイアミーズの歴史
サイアミーズはアユタヤ朝時代(西暦1350~1767年)の古書「キャット・ブック・ポエム」にも登場し、古くからタイに存在する猫種です。当時は王家や貴族しか飼うことが許されなかったそうですが、1885年にタイのイギリス総領事館に努めていたゴールド氏が帰国の際に、タイ王室からサイアミーズのペアを贈られたことをきっかけに世界中に広まりました。
*「猫の歴史」
- イエネコ☞「猫はどこから来たの?イエネコの歴史とルーツ」
- 世界史☞「神か悪魔か。人間に翻弄された猫の歴史とは? <世界編>」
- 日本史☞「猫と日本人。いつから猫は日本にいたの? <日本編>」
- 進化☞「猫が猫になったとき。猫の進化の歴史とは?」
- 分類☞「猫を科学的に「分類」するとどんな位置づけなの?
どんな仲間がいるの? 」
サイアミーズの特徴
全体的にとても細くスレンダーですが、筋肉質で抱っこをすると意外にずっしりしています。顔はほっそりしたV字型でおしゃれなポインテッドカラー、大きく広がった耳とややつり上ったアーモンド型の綺麗なブルーの瞳を持っています。前肢よりも後肢が長く、動きがとてもエレガントです。
サイアミーズの被毛
とても短く、細く、光沢のある被毛が密生しており、その手触りは見た目の通りシルクのようです。ポイントは、顔、耳、四肢、尾に現れ、ほぼ真っ白の体で生まれてきますが、大人になるにつれ色濃くなっていきます。
サイアミーズの性格
その品のある見かけとは違い、好奇心旺盛で活発、遊んでもらうのも大好きです。気が乗らないときは素気ない態度をみせますが、そのワガママさも猫好きな人にはたまらない魅力でしょう。神経質で自分が一番の猫ですので、あまり多頭飼いにはむいていません。
*「猫との遊び」に関する、
- 誘い方☞「猫ちゃんも大喜び!猫を遊びに誘うコツ【
獣医師が解説】 」 - コツ☞「猫ちゃんと上手に遊ぶコツ【獣医師が解説】」
- 工夫☞「おうち遊びの工夫♪」
- 機嫌☞「猫ちゃんの機嫌を損ねない上手な遊び方とは【
獣医師が解説】 」 - けりぐるみ☞「猫が大好きなおもちゃ「けりぐるみ」って何?」
サイアミーズの生活環境
気品あふれる見かけに反して、活発で運動量は全猫種の中でもトップクラスです。走り回れるようにできるだけ広い場所を用意してあげないといけません。狭い場所だとストレスがたまってしまうことがあります。
*「部屋づくり」に関するにゃんペディア関連記事
- 部屋づくり☞「猫ちゃんのためのお部屋作り」
- 室内環境☞「室内飼いの猫、不自由な環境に不満はないの?」
- 住まい☞「猫共生住宅のエキスパートに聞く~
猫も人も快適な住まいはどうつくる? 」 - DIY☞「猫のための部屋作り!
賃貸でもできる人気ブロガーのDIYアイディアのご紹介 」 - 多頭飼育☞「どうすれば喧嘩せずに仲良くなれる?
猫の多頭飼いにおける初対面の方法と、 」トイレなどの日常生活の注意点とは?
サイアミーズのお手入れ
抜け毛は少なく、週2~3回のブラッシングで問題ありません。たまに蒸しタオルやセーム皮で撫でると、ツヤが出て美しくなります。
*お世話に関するにゃんペディア獣医師監修記事
- ブラッシング☞「猫ちゃんのブラッシング方法」
- シャンプー☞「今すぐ実践!専門家に聞く上手なシャンプー方法」
- マッサージ☞「猫ちゃんとの距離が縮まるマッサージの方法」
サイアミーズの注意すべき点
短毛のため、日本の気候では秋冬は寒がることがあります。冬は室温を高めに設定してください。サイアミーズに多い遺伝性の好発疾患として、緑内障や流涙症などの目病、心臓病が挙げられていますが、基本的には健康で20年間生きる猫も珍しくありません。ほっそりした体型を維持する為、食事はきちんと管理しましょう。
*「にゃんペディア」獣医師監修の関連記事
緑内障☞「猫の緑内障」
流涙症☞「猫の流涙症(涙やけ)」
猫種別病気ガイド『サイアミーズ(シャム)』もご覧ください
★『子猫』に関する「にゃんペディア獣医師監修記事」は、
- 出会い方☞「ぴったりの猫ちゃんの選び方」
- 子猫を拾った☞「子猫を拾ったとき、どうしたらいいの?」
- 健康チェク方法☞「子猫の健康チェック方法とは?
成猫とは何が違うの? 」 - 子猫のかかりやすい病気☞「子猫を拾ったとき、
どうしたらいいの? 」 - 子猫用ミルク☞「子猫用ミルクを与えるときに気をつけるポイント
」 - 牛乳☞「猫は牛乳を飲んでも大丈夫?与え方や注意点とは?」
- しつけ☞「子猫を迎えたときに必要なしつけ」
★『子猫のかかりやすい病気』に関する「
- 猫風邪☞「猫風邪の症状って?治療法も解説」
- ヘルペスウイルス☞「猫ウイルス性鼻気管炎」
- 猫カリシウイルス☞「猫カリシウイルス感染症」
- クラミジア☞「猫クラミジア感染症」
- ワクチン接種☞「猫の予防接種(ワクチン)で防げる6つの病気」
- 皮膚糸状菌症☞「猫の皮膚糸状菌症」
- FIP☞「子猫の命を奪う恐ろしい病気、FIP(
猫伝染性腹膜炎)とは? 」
★「うちの子」の長生きのために、年齢や季節、猫種など、
☞『うちの子おうちの医療事典』で「子猫のかかりやすい病気」
猫カリシウイルス感染症(猫風邪)
猫ウイルス性鼻気管炎(猫伝染性鼻気管炎、
皮膚糸状菌症(真菌症、白癬、カビ)
にゃんペディアの猫の種類に関する記事
毛色
ボディタイプ
毛柄
猫種
□ 三毛猫が一番人気!「ジャパニーズボブテイル」の特徴、
□ 長い歴史を持つ猫!「ブリティッシュショートヘア」
□ 「スコティッシュフォールド」の垂れ耳は遺伝性疾患なの?
□ 「ロシアンブルー」の性格は嫉妬深い?!目の色や飼い方は?
□ 三毛猫が一番人気!「ジャパニーズボブテイル」の特徴、性格は?
□ 「ノルウェージャンフォレストキャット」
□ 世界一の大きさを誇る猫、「メインクーン」の性格や体重、
□ 多くの猫との交配で生まれた「マンチカン」!歴史や特徴をご紹介
□ タイ生まれの猫「シャム(サイアミーズ)」の性格や特徴は?
□ 巻き毛が特徴!「セルカークレックス」の性格は?
□ 「短毛のペルシャ」とも呼ばれる「エキゾチックショートヘア」
□ ぬいぐるみという意味の猫、「ラグドール」の性格や毛色は?
□ 愛情深くしつけやすい?「ターキッシュアンゴラ」
□ 「メインクーン」
□ 「アビシニアン」の性格は?毛色の特徴などをご紹介します!
□ ロシア生まれ最大級のイエネコの「サイベリアン」、