新しい家族にオス猫を迎えるか、メス猫を迎えるか、これもとても悩むポイントだと思います。もちろん個体差はあるものの、一般にオスはやんちゃで行動的で甘えん坊、メスは控えめでおとなしくマイペースといわれています。あなたとの相性がいいのはどちらか、よく見極めて決めましょう。
また、去勢・避妊手術を行うことによって性ホルモンが分泌されなくなり、行動パターンが変わることもありますので、その点にも留意する必要があります。

オス猫・メス猫の性格の違い

オス猫

一般にやんちゃで遊び好き、好奇心旺盛かつ行動的と言われています。猫と積極的に遊びたい・コミュニケーションを取りたい方に向いているかもしれません。
去勢手術をしても性格が大きく変わることはありませんが、去勢したオスはずっとやんちゃで甘えん坊のままであることが多い一方、去勢をしていないオスは成長するにつれて、より頑固で独立心の強い性格になることが多いようです。

メス猫

一般にクールで、しっかりした性格の猫が多いと言われています。また、気分屋で、ちょっとわがままな面がある猫ちゃんも多いようです。猫らしいちょっとミステリアスなコミュニケーションを楽しみたい方に向いているかもしれません。

オス猫・メス猫の体つきの違い

オス猫

一般にメスよりも体つきが大きく、がっしりしていると言われています。

メス猫

オスよりも体つきは小さめで、よりスマートでエレガントだと言われています。

オス猫・メス猫の行動パターンの違い

オス猫・メス猫に関わらず、一般的な猫の習性について知りたい方は、「猫ちゃんて、こういう生き物!」も読んでみてください!

オス猫

メスよりも行動的で、特に去勢をしていないオスは発情期に行動的になる傾向があります。また、去勢前のオスはマーキング(スプレー行為)をする習性があるのも特徴です。
去勢手術をすることで、メスへのアピールや縄張り(テリトリー)を誇示するスプレー行為は少なくなります。

メス猫

一般にオスよりも運動量は豊富ではないといわれています。特に避妊手術をしているとあまり外に出たがらないことが多いです。避妊手術をしていないと、発情期に人間の赤ちゃんのような声で大きく鳴くこともあります。避妊手術を行うことで、独特の鳴き声は少なくなり、精神的にも安定することが多いです。

*オス猫・メス猫それぞれの発情期について、詳しくは「猫の発情期と対策について」の記事も併せてご覧下さい。

オス猫・メス猫のかかりやすい病気の違い

生殖器や性ホルモンが異なるため、男の子・女の子でかかりやすい病気も異なります。生殖器に関係する疾病は、去勢・避妊手術で防ぐことができます。

オス猫

生殖器にかかわる病気として、精巣腫瘍があります。また、尿路疾患もオスに多いと言われています(尿道が細長くカーブしており、結石や結晶がつまりやすいため)

尿路結石については『猫の尿路結石症』の記事で詳しくご紹介しています。

メス猫

メスに多い病気としては、乳腺腫瘍があります。また、生殖器に関わる病気としては子宮蓄膿症があります。

 

ここまで、オス猫・メス猫の特徴についてまとめてきましたが、いかがでしたか?なんとなくイメージできたでしょうか。もちろん人間と同様に個体差はありますので、甘えてこないオス猫も、かまってほしがりなメス猫もいます。どんな子を迎えても、猫ちゃんと一緒に素敵な生活を楽しめるといいですね!

 

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☞例えば、下記のような切り口で、さまざまな病気やケガを知ることができます。  健康な毎日を過ごすため、知識を得ておきましょう。

かかりやすい病気

再発しやすい

多頭飼育で注意

子猫に多い

手術費用が高額

生涯かかる治療費が高額

高齢猫に多い

人にうつる

初期は無症状が多い

命にかかわるリスクが高い

生涯つきあっていく可能性あり

緊急治療が必要

ワクチンがある

予防できる

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にゃんペディア編集部

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