読み方:あびしにあん
タイプ:フォーリン
体重:3.0 ~ 5.0 kg
毛種:短毛
 

アビシニアンの歴史

涼しげな鳴き声や、高貴な佇まいが魅力の人気猫

アビシニアンは、エジプト・エチオピア・インドなど古代文明が栄えた地域の原産で、イエ猫の中でもっとも古いものの一つとも言われています。しなやかなボディに短くゴールドに光輝く被毛が覆われており、その姿勢・容姿の美しさから「バレエキャット」と呼ばれることもあります。

アビシニアンは古代エジプトの「聖なるネコ」に似た外見を持ち、イエネコの中でも最も古い猫種のひとつともいわれています。1860年代、アビシニア(現在のエチオピア)からイギリスに持ち帰った猫の「ズーラ」が、現在のアビシニアンの始まりとされています。「アビシニアン」という名前も、こうしたルーツから来ています。ブリティッシュショートヘアーなどさまざまな猫種との交配により、外見や色に改良が加えられました。その後、戦争で絶滅危機に瀕しながらもブリーダーの懸命な努力の甲斐あってこの危機を脱出。第一次世界大戦中の1917年には北アメリカのCFAで公認され、1930年代にはトップクラスのアビシニアン数匹がイギリスから大西洋を越えてアメリカに渡りました。また、日本では1964年に最初のアビシニアンが登録されました。

 

*「猫の歴史」に関するにゃんペディア記事もあわせてご覧ください。

 

アビシニアンの外見の特徴・性格など

優雅な身のこなしと、ほどよく筋肉質で格調高いボディが特徴的です。さらに、色相のある光り輝く被毛やアーモンド型の瞳などが相まってエレガントな印象を与えます。瞳の色はグリーン、ヘーゼル、アンバーの3種。目尻にあるアイラインのような模様が大きな瞳をより際立たせます。額にM字の模様が入っているのもアビシニアンならでは。

無口な猫種ではありますが、おとなしいというわけではありません。人なつっこく、人の注意を引きたがり、運動神経も抜群で遊び好きです。人とのコミュニケーションが良好な反面、ほかの猫との同居が苦手など神経質な面もあります。

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アビシニアンの毛質

輝くような光沢があり、弾力性のある手触りで、きめ細かい毛質。

 

アビシニアンの毛色

アビシニアンの代表的な毛色はルディ、レッド、ベージュ、ブルーの4種類。ルディは、毛の一番上が黒に近い茶、真ん中がそれより薄い茶色、根元はクリームから白になるグラデーションのような色味。レッドは、一番上が薄い茶色、真ん中がクリーム、目元に近くなると白になるというように、ティッキングと呼ばれる1本の毛に2~3色のバンドがあるのが特徴です。

 

★『子猫』に関する「にゃんペディア獣医師監修記事」は、こちらをご覧ください。

 

★『子猫のかかりやすい病気』に関する「にゃんペディア獣医師監修記事」は、こちら。

 

 

★猫種別病気ガイド『アビシニアン』もご覧ください。

 

 

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にゃんペディア編集部

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