初めて猫ちゃんと暮らすとき、『掃除の頻度は?』『お漏らし対策は?』『ヒトの洋服に猫の毛が…』『掃除機が嫌いな猫』『ロボット掃除機vs猫』等掃除にまつわるさまざまな疑問がわくと思います。特に、猫アレルギーをお持ちの方や小さなお子さんがいるご家庭などは、『うちでは飼えないかも…』と飼うことを諦めるきっかけになるかもしれません。諦める前にまずは、既に猫ちゃんとの暮らしを楽しんでいる方のお掃除のコツを知るのもいいかもしれません。そこで今回は毛の長さや種類の異なる猫ちゃんとの共存を楽しんでいる8名の方にお話を伺うと共に、クリーニングの専門家にインタビューしました。

 

飼い主さんの掃除にまつわるエピソード

雑種(短毛種) 2歳の女の子

ブラッシングの頻度:1週間に1回
部屋の掃除頻度:週3回(頻度を上げて少しずつ掃除

吸引力の高い掃除機を使うようにしています。猫アレルギーのため、猫が好き好んで座っている毛布類は触らないようにしています。

 アメリカンショートヘアー(短毛種) 2歳の男の子

ブラッシングの頻度:気付いた時に抜け毛をまとめる程度…
部屋の掃除頻度:週1回程度

床に落ちた毛については気付いた時にコロコロしています。本格的な掃除は週に1回ほど。掃除機でおおまかな毛を除去したあと、フローリングは水拭き、カーペットは粘着テープを使い、より丁寧に掃除をしています。

マンチカン(短毛種) 2歳の女の子

ブラッシングの頻度:2週間に1回
部屋の掃除頻度:3日おき

基本的にはロボット掃除機にお任せ。猫vsロボット掃除機の戦いは滑稽です。週に一度はフローリングを水拭きし、カーペットは一毛打尽を使って掃除しています。猫の毛は洋服にもつきやすいので、着る前に静電気防止スプレーをかけたり、洗った後干す際にはいつもより多めにバサバサさせたり…大切な洋服を着ている時は猫を抱っこしません。以前、猫の毛がついていたのでコロコロで取ってからウールのコートをクリーニングに出したら、洗えませんと返却されたことがあったので、わが娘とのスキンシップをあきらめ、すぐクローゼットにしまうようにしています。布団カバーやシーツの素材によっては猫の毛がつきやすいので、気づいた時にコロコロや掃除機で掃除しています。

メインクーン(長毛種) 3歳の女の子

ブラッシングの頻度:1日1回
部屋の掃除頻度:週3~4回

我が家は掃除機が大活躍。週3~4回フル稼働です。しかし、掃除機の吸い込み口のローラーがよく詰まり、吸い込みが悪くなるため裏返しては毛を取る作業の繰り返し(涙)。ロボット掃除機では、きっとすぐに故障してしまうレベルだと思います。

雑種(長毛種) 5歳の男の子

ブラッシングの頻度:してない
部屋の掃除頻度:週3~4回毎

朝、スーツに毛がついて大変!出勤前はコロコロが欠かせません。クリーニングに出すときは特に引き受け不可になってしまうことがあるので、皆さんお気を付け下さい。カーペットやソファ・クッションはコロコロ。とにかくコロコロ(笑)。喚毛期はもはや家族総出で掃除の日々です。

雑種(短毛種) 7歳の女の子

ブラッシング頻度:春先のみ
部屋の掃除頻度:週7回

几帳面な妻が毎日掃除してくれるので、部屋の隅に毛が溜まるなどは気になりません。ただ最近は毛玉を吐き出す場面が多くなり、ビシャビシャな吐瀉物を拭きとる掃除がおっくうです。フローリングならまだしも、たたみ、ソファー、布団…となった場合には、大掃除の始まりです。我が家では、抗菌作用のあるウェットティッシュが必需品です。

雑種(短毛種) 6か月の男の子

ブラッシングの頻度:週1回
部屋の掃除頻度:週7回

飼い始めてから結構抜け毛やほこりが溜まることが分かり、クイックルワイパーのドライシートでの空ぶきは毎日、週に一度は水ぶき用を使っています。掃除のしやすさを優先させるため、我が家ではカーペットを敷いておらず、コロコロの出番はありません。ブラッシングはファーミネーターを使っており、ごっそり抜け毛が取れるのがやみつきとなり、週1回ブラッシングしています。

マンチカン(短毛種) 1歳の男の子と2歳の女の子

ブラッシングの頻度:特になし
部屋の掃除頻度:週に1回

避妊、去勢をしてからは、抜け毛がかなり軽減された為、掃除の周期も毎週から隔週へと負担が軽減されました(サボりがちとも言いますね)。二匹が気に入って使っている毛布は、普段そこでゴロゴロしているせいか、すぐに毛だらけになるのでコロコロをして、ある程度毛を取ってから隔週で洗濯しています。多頭飼のため猫のトイレ掃除は1日2回、朝と夜帰宅後に行います。トイレから出た後に猫砂を肉球に付けたまま家中を徘徊するので、予想外のところ(洗面所のシンク、ベッド、洗濯カゴetc)に猫砂が落ちていることもしばしば。トイレの前に砂取りマットを置き、トイレから出たら猫砂が足から取れるようにし、飛び散りを最小限に出来るよう努めています。二匹とも掃除機が大嫌いですが、男の子は走って逃げ回り影から様子を伺い、女の子は勇猛果敢にもシャーシャー言いながら、わざわざ猫パンチをしに来ます。これがとても邪魔(笑) 掃除が全然進まないことが多いので、ほとんどの場合別室で待機してもらっています。

お洋服のクリーニング

街のクリーニング屋に洋服を出すと『ペットの毛がついているので取り扱うことができません』といわれたことはありませんか?クリーニング業法上、衛生上の観点から一般の預かった品物とは別に、別途処理できる建物まで保有する必要があると定められているため、預かること自体禁止されているのです。

できる限りペットの毛を取り、他の洋服とは別の袋に入れて持参し、クリーニング屋と相談してみてください。

編集後記

Cute kitten staring
猫との共生を楽しんでいらっしゃる方は様々な工夫をされているようですね。工夫次第では猫アレルギーでも飼えるかもしれないとのことでした。オススメの掃除用品やブラシの紹介もありましたが、こちらで紹介されている掃除道具は一例です。これだ!という掃除道具を見つけて猫と快適に暮らしたいものですね。

 

 

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★「うちの子」の長生きのために、気になるキーワードや、症状や病名で調べることができる、獣医師監修のペットのためのオンライン医療辞典「うちの子おうちの医療事典」をご利用ください。

 

☞例えば、下記のような猫ちゃんの「症状」から、考えられる病気やケガを知ることができます。

● 排泄:下痢をしている血便が出ている便の様子がおかしい便が出ない尿が出ない尿の色がおかしい

尿の回数や量が多いトイレを失敗する

● 消化器: 吐いている血を吐く

● 食事:元気がない食欲がない食べすぎる水を沢山飲む疲れやすい太る痩せる偏食する

● 口:よだれが多い口を気にしている口の中にできものがある食べづらそうにする歯石がついている歯肉が赤い歯肉が白い口が臭い口の中から出血している

● 呼吸:・くしゃみをする咳をする呼吸が苦しそう口を開けて呼吸をする

 

☞「猫の行動」からも、考えられる病気やケガをも調べられます。

□ 足をあげる

□ 歩かない

□ ふらつく

□ 性格が変わる

□ グルーミングが減った

□ グルーミングが増えた

 

☞他にも下記のような切り口で、病気やケガを知ることができます。

【治療】

■ 再発しやすい ■ 長期の治療が必要 ■治療期間が短い ■ 緊急治療が必要 ■ 入院が必要になることが多い  ■手術での治療が多い ■専門の病院へ紹介されることがある ■生涯つきあっていく可能性あり 

【症状】

■ 初期は無症状が多い ■ 病気の進行が早い ■後遺症が残ることがある

【対象】

■ 子猫に多い ■ 高齢猫に多い ■男の子に多い   ■女の子に多い  

【季節性】

春・秋にかかりやすい ■夏にかかりやすい

【発生頻度】

■ かかりやすい病気 ■めずらしい病気

【うつるか】

■ 犬にうつる ■ 人にうつる ■ 多頭飼育で注意 

【命への影響度】

■ 命にかかわるリスクが高い

【費用】

■ 生涯かかる治療費が高額 ■手術費用が高額

【予防】

■ 予防できる ■ワクチンがある

 

 

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にゃんペディア編集部

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