アイペット損保では、猫飼育者1,000名に対し、猫に関するアンケート調査を実施しました。

にゃんペディアでは、その結果をご紹介します。

 

【調査概要】

調査対象:猫の飼育者1,000名

調査期間:2024年11月1日~11月5日

調査方法:インターネットによるアンケートを実施

 

 

猫の性格と行動に関する調査結果サマリー~約60%が毎日「へそ天」

 お迎えのきっかけは「自身で保護」「他者からの譲渡」で半数超え

 約3分の2の方が「うちの子はツンデレ」と回答

 猫の性格、「好奇心旺盛」「要求が多い」が、「無関心」「要求が少ない」を大きく上回る

 猫の魅力、「瞳」が最愛のパーツ、「体にスリスリ」が最も幸せを感じる行動

 健康管理のために気をつけていることは「ごはん」、年齢に合わせて選んでいる方が約6割

 

 

 

お迎えのきっかけは「自身で保護」「他者からの譲渡」で半数超え

猫のお迎え経路について尋ねたところ、1位は「野生や捨てられているところを保護した」(31.1%)、続く2位は「友人・知人から譲り受けた」(21.4%)となり、保護や譲渡といったご縁によって迎え入れる方が50%超であることがわかりました。

 

 

 

迎え入れた際の猫の年齢は、0歳(推定)が約7割と最も多く、多くの方が子猫のときに迎えていることがわかりました。

 

 

 

また、猫は多頭飼育が多い印象をお持ちの方もいると思いますが、実際に最大飼育頭数について尋ねたところ、「多頭で飼育したことがない」という回答が41.3%と約4割、多頭飼育経験のある方が58.7%と約6割を占めました。

迎え入れ経路として保護や譲渡の割合が高いことから、「この子を助けたい」といった想いから複数頭の飼育を始める方も一定数いらっしゃるのかもしれません。

 

 

 

飼育している猫の毛色、1位は「キジトラ(ブラウンタビー)」

飼育している猫の毛色について尋ねたところ、最も多かったのは「キジトラ(ブラウンタビー)」、続いて「白黒」「茶トラ(レッドタビー)」となりました。

キジトラは、メインカラーの茶色に黒の縞模様が入った毛色で、日本の国鳥「雉(キジ)」のメスと似ていることから付けられたそうです。

 

 

 

 

 

飼育者が好きな毛色、1位は「茶トラ(レッドタビー)」

猫の好きな毛色1位は「茶トラ(レッドタビー)」(44.1%)となり、前回調査と比べ7.6ポイント増加しました。

茶トラは、明るいオレンジをメインカラーとし、やや濃いめのオレンジやブラウンの縞模様が入った毛色で、色味が生姜に似ていることから英語で「ジンジャーキャット」とも呼ばれています。

2位は「三毛(キャリコ)」(42.0%)で、前回調査(26.6%)から15.4ポイントと大幅に増加しました。

三毛猫はその名の通り三色の毛色を持つ猫で、模様が1匹ずつ異なるという個性も人気の理由かもしれません。

 

 

基本的にメスがほとんどの三毛猫

 

 

約3分の2の方が「うちの子はツンデレ」と回答

 

 

「あなたの猫はツンデレだと思いますか?」と尋ねたところ、約3分の2の方がツンデレであると回答し、自分の気持ちに正直に過ごしている猫が多い様子でした。

飼育者の方に愛され、安心してのびのびと過ごせている子が多いのでしょうが、実は猫は単独で狩りをする生き物なので、本来単独行動を好みます。

周囲に合わせることなく生活してきた歴史が、マイペースで気ままな、いわゆる「ツンデレ」な性格として表れているのかもしれません。 飼育者の方から寄せられた、思わず笑みがこぼれる「ツンデレ」エピソードをご紹介いたします。

 

・私が猫に「大好き!」と顔をすり寄せると猫も「大好き!」と返してくれるので、嬉しくて繰り返していたところ、急に猫が態度を豹変させ、「あ、ちょっと困ります」といった態度で顔を寄せたあたりを「もう匂いつけられて困るのよねぇ」といった雰囲気で舐めて綺麗にしていました。

 

・ごはんが欲しい時はミャーミャーと切ない鳴き声で頭を突っ込んでくるのに、ごはんをゲットして食べ終わると挨拶もせず離れていき、向こうむきで知らん顔!こらーニャンとか言え!でも可愛いです。

 

・弟分の猫の前ではプライドがあるのか、「別にオレ甘えんでもいーし!」と強がっている様子ですが、弟分が寝ている時や見えない時は、床でクネクネしてナデナデを要求してきます(笑)

 

 

 

「好奇心旺盛」「要求が多い」>「無関心」「要求が少ない」

猫の性格について尋ねたところ、51.1%の方が「好奇心旺盛(遊び好き)」、47.6%の方が「要求が多い」と答え、「無関心(あまり遊ばない)」「要求が少ない」という回答を大きく上回りました。

 

 

先ほどご紹介したツンデレエピソードでも、要求が多い猫の様子を感じることができたように、飼育者の方は要求の多い一面も愛くるしく感じているのではないでしょうか。

 

 

 

最愛のパーツは「瞳」、「体にスリスリ」が最も幸せを感じる行動

続いて、猫の好きなところ、好きなパーツ、好きなしぐさを尋ねました。

 

まず、猫の好きなところは「マイペース・自由」が7割を超え、多くの方が猫の自由にのびのびと暮らす姿に魅力を感じていることがわかりました。

猫の好きなパーツは「瞳」(63.8%)が1位となりました。瞳は、アイコンタクトをとるなど、感情の共有や意思疎通に関わるパーツでもあり、飼育者の方にとってもつながりや絆を感じやすいのかもしれません。

続く、好きなしぐさ1位は「体にスリスリしてくる」2位は「ゴロゴロとのどをならす」で、どちらも70%以上の飼育者の方が好むことが分かりました。これは猫が安心し、飼育者を信頼している時にみられる行動とされており、日々のふれあいを通じて築かれた猫と飼育者の強い絆が垣間見える結果となりました。

 

 

 

撫でられて喜ぶところは「あごの下」「頭」「おでこ」がトップ3

 

(※全14項目中、上位7項目抜粋 複数回答、全体n=1,000)

 

 「あなたの猫はどこを撫でると喜びますか」と尋ねたところ、約7割の方が「あごの下」、半数以上の方が「頭」と回答しました。

顔周りは猫が自分の匂いをマーキングする際に、対象物にこすりつける部位でもあり、触られると心地よさを感じやすいようです。この機会に猫が撫でられて喜ぶ箇所を知り、うちの子とのコミュニケーションを通じて信頼関係をさらに深めてみてください。

 

 

 

「へそ天」は「毎日数回」が半数、「ひざ乗り」は二極化

 

 

猫がへそ天(仰向けにゴロン)する頻度について、「毎日数回」と回答した方が49.1%と約半数にのぼりました。猫がお腹を見せる行為は、飼育者の方に心を許している証拠であるとされており、猫との信頼関係がうかがえる結果となりました。

 

毎日数回が約半数の「へそ天」

 

一方、猫がひざに乗る頻度は、「毎日数回」(30.2%)する子と「ほとんどしない」(26.6%)子に二極化しており、猫の個性が感じられました。

 

「毎日数回」する子と「ほとんどしない」子に二極化する「ひざの上にのる」

 

 

飼い主への挨拶の1位は「体をすりつけてくる」

猫の挨拶について尋ねたところ、8割の猫が「体をすりつけて」挨拶をしていました。「好きなしぐさ・幸せを感じる行動ランキング」トップも「体をスリスリしてくる」であり、猫の日常的な挨拶から多くの飼育者の方が幸せを感じていることがわかりました。

 

 

猫ができること、またはそう感じることの1位は、「ジャンプ力がある」(46.7%)となりました。また、「言葉を理解している」「話しかけてくる」も上位に入り、積極的にコミュニケーションをとり、理解しあおうとしている様子が感じられました。

 

 

 

 

 

健康管理で気をつけていることは「ごはん」

最後に、猫の健康管理に関する質問を行いました。

まず、健康管理のために気をつけていることを尋ねたところ、1位は「ごはん」(83.4%)、2位は「水」(65.4%)となり、多くの飼育者の方が日々の食事と水分補給に最も気を配ることがわかりました。

 

 

さらに、ごはんについて、どのように気をつけているか尋ねたところ、1位は「年齢に合わせて選んでいる」(60.9%)となり、続いて「おやつをあげすぎないようにする」「あげる時間を決めている」が上位に挙がりました。成長に合わせた食事の見直しや、おやつも含めた量・時間の調整によって、猫の健康維持に努める方が多いようです。

 

 

 

 

さらに、食事面以外で猫の健康のために用意しているものについて尋ねたところ、1位は54.1%の「キャットウォーク・キャットタワー」で、前回調査と比べ17.6ポイント増加しました。同様に、3位の「空気清浄機」も同比15.1ポイント増加の35.6%となりました。

 

 

 

室内飼養が原則の猫が、室内でも運動不足にならず、健康的かつ快適に過ごせるよう工夫する飼育者の方が増加しているようです。

 

 

今回の調査では、信頼の証であるへそ天をする猫が半数にのぼったほか、飼育者の方の「好きなしぐさ・幸せを感じる行動ランキング」でトップとなった「体をスリスリしてくる」挨拶をする猫が8割にのぼるなど、相思相愛のコミュニケーションを通じて、深い信頼関係と絆を築いている様子がわかる結果となりました。

 

また、キャットウォークや空気清浄機を用意していると回答した方が前回調査から大幅に増加し、大切なうちの子の健康管理を高い意識で行う様子も窺えました。

 

本調査が、猫について理解を深め、性格や習性に合わせたコミュニケーションを通じ、ともに過ごす時間を、より楽しく豊かなものとするための一助となれば幸いです。 アイペット損保は、皆さまの「うちの子」への一生の愛を、確かな安心で守り続けてまいります。

 

 

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