実は猫ちゃんも「こり」を感じるって知っていましたか? そんな猫ちゃんのこりは飼い主さんの手で優しくなでてあげて、ほぐしてあげましょう。マッサージサロンや獣医さんなどプロの手でマッサージしてあげることももちろん効果的ですが、信頼している飼い主さんの温かい手で触れられると猫ちゃんはとってもリラックスできるのです。

体に触れることで猫ちゃんの全身チェックができるのもマッサージのメリット。痛みのあるところやしこり、湿疹などを発見することができ、病気の早期発見にもつながります。また、普段から体を触られることに慣らしておけば、動物病院での治療がスムーズに受けられるようになるかもしれません。

マッサージタイム、狙い目はこんな時

まず、猫を触っていいタイミングなのかどうかを見極めることが大切。基本的に機嫌が良さそうな時を狙って行います。リラックスして床に横になっている時、しっぽを立てている時(これは相手に対する親愛の証)、床に転がってゴロンゴロンしている時などがそのサインです。

逆に何かに集中しているときはNGです。食事中や毛づくろい中、真剣に遊んでいる時に手を出してはいけません。こうした時に体を触ると、場合によっては怒らせてしまい、噛みつかれることもありますので注意しましょう。

猫が喜ぶポイントから始める

マッサージを行う際、無理強いはしないこと。猫が緊張するようではリラックス効果は望めません。まずは猫が触られて喜ぶポイントを探すことから始めます。最初はお気に入りの場所をなでてあげることからスタートし、少しずつ時間となでる範囲を広げていきましょう。

気持ちのいいポイントはここ!

猫の体には人間同様、いくつものツボがあります。それらを刺激すると血行が良くなり、こりを解消するのに役立ちますが、家庭で行う場合はあまり気にせず、猫が気持ちよさそうにしているところを優しくなでてあげるようにしましょう。もし猫が嫌がる素振りを見せたら、すぐに中止してください。

あごの下は猫がなでられて気持ちのいいポイントのひとつ。そのまま首の後ろ側も掻くようにしてなでてあげます。猫が後ろ足で掻くぐらいの強さがちょうどいいようです。

顔をなでられると猫は子猫時代、母猫に舐められていた記憶がよみがえり、とてもリラックスできるといいます。額は目と目の間から頭頂部に向かってなでます。さらに口、鼻のまわり、口角、ひげの付け根は頬に向かってゆっくりとなでてあげましょう。

耳にはたくさんの神経が通っています。もし猫が嫌がらないようなら親指と人差し指で優しく包み込むようにして耳をもんであげましょう。

親指を背中に置くようにして、人差し指と中指を使い肩をやさしくもんであげます。

前足

猫の肉球はいくつかのツボが集中しているところです。肉球を刺激するように左右の前足を親指と人差し指でぎゅっとつかむようにしてもみます。ただし、触られるのを嫌がる猫も多いので、無理強いせず、飼い主さんとの間に信頼関係が生まれてからにしましょう。

 

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