
家族同然の大切な愛猫。もしも災害が起きたとき、しっかりと守ってあげる準備はできていますか?
東日本大震災からまもなく15年を迎えようとする中、アイペット損保では犬・猫の飼育者1,000名を対象に「2026年版ペットのための防災対策に関する調査」を実施しました。
この記事では、避難生活での心配事など多くの飼い主さんが抱えるリアルな悩みといった調査結果を紐解きながら、いざという時に愛猫を守るための「備え」について考えていきます
【調査概要】
・調査対象:犬・猫の飼育者各500名(合計1,000名)
・調査期間:2026年1月30日~2月2日
・調査方法:インターネットによるアンケートを実施
もしもの時、愛猫を守れますか? 防災対策の現状
対策は約2割、避難所の受入れ体制を知らない飼育者は約9割、備えの必要性あり
調査によると、ペットの防災対策を十分に行っている飼い主さんはわずか20.2%。また、近所の避難所が「ペットを受け入れてくれるか」を知らない人は約9割にものぼりました。
猫は環境の変化に非常に敏感な動物です。いざという時にパニックにならないよう、まずは地域の避難ルールを確認しておくことが第一歩です。
有事の避難に向けた備えの必要性が、浮き彫りとなる結果となりました。


知っておきたい「同行避難」の基本
環境省発行の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、災害時には飼い主がペットと一緒に避難する「同行避難」が原則とされています。しかしその存在を知っている飼育者はわずか8.0%でした。
また、同ガイドラインで「同行避難」が原則とされていることについても、約9割の飼育者が「知らない」と回答しており、浸透の途上であることが窺える結果となりました。

「避難所に行ってもペットは入れないのでは?」という不安
災害時の同行避難に関する意向調査では、76.9%の飼育者が「同行避難したい」と高い意欲を示している一方、多くの飼い主さんが「避難所に行ってもペットは入れないのでは?」という不安(44.6%)を抱えているようです。
自治体や避難所ごとに受け入れのルールが異なりますので、事前に確認しておくことで、その不安を少しでも減らしましょう。


避難先で心配なのは「トイレ」と「トラブル」
避難先での心配事は「他人や他のペットとのトラブル」が55.7%で最多となり、次いで「慣れない場所でのトイレ」が51.9%にのぼりました。
ネコちゃんにとって、慣れない場所での排泄は大きなストレスになります。普段からケージやキャリーバッグに慣らしておくこと(クレートトレーニング)や、使い慣れた猫砂を少し持参するなどの工夫が、愛猫のストレス緩和に繋がります。
その他、ペットの精神状態や健康状態を不安視する声も一定数あり、共同生活下でのストレスや周囲への配慮が課題となっています。

自治体から情報を得られるとより身近になると考える人が過半数
ペット防災の情報を得られるとより身近になる窓口は「自治体」が最多で、次いで「動物病院の獣医師・看護師」や「テレビ・ラジオ」が上位を占めました。
また、災害経験者は未経験者に比べ、SNSに対しても「身近になる」と回答する割合が高い傾向にありました。
有事の備えを自分事化するためには、信頼性の高い公的機関を軸としつつ、飼育者が日常的に接する多様な経路を組み合わせた情報提供が必要かもしれません。

※「災害経験」は、豪雨・暴風・竜巻・洪水・土砂崩れ・地震・津波のいずれかの経験を指します。

迷子対策として活用できるマイクロチップ
災害時には、驚いた猫が外へ飛び出して迷子になってしまうケースが少なくありません。
今回の調査でのマイクロチップ装着率は全体で28.7%の結果となりました。
2022年6月、動物愛護管理法の改正により、ブリーダーやペットショップ等では犬や猫へマイクロチップの装着が義務づけられました。
それ以前から一緒に暮らしている子については、努力義務となりますが、マイクロチップはペットとはぐれたときにも有効な手段となり、防災対策としても活用できます。

当社では「もしもの時、愛猫をどう守ればいいの?」という飼い主さんの不安に応える「ペットの防災」サイトを開設しています。ペットの防災に関する基本的な知識のほか、被災状況別の取るべき行動を疑似体験できるシミュレーション、備蓄しておきたい物資の量を計算できる機能など、大切な“うちの子”を守るための備えを始めてみてください。
★「うちの子」の長生きのために、気になるキーワードや、症状や病名で調べることができる、獣医師監修のペットのためのオンライン医療辞典「うちの子おうちの医療事典」をご利用ください。




