猫ちゃんと一緒に過ごす時間が楽しければ楽しいほど、亡くしたときの悲しみは大きいものです。猫ちゃんをはじめ大事なペットを失った悲しみを「ペットロス」と呼び、ペットと一緒に暮らしている人なら誰もが体験するはず。このペットロスをどう乗り越えるか、その方法は人それぞれですが、悲しみを隠さない、無理して立ち直ろうとしない、悲しみを共有できる人と話をするなど、「悲しい」という気持ちを十分に表すことが立ち直るきっかけになるとも言われています。
とは言え簡単に忘れられるものではありません。できれば猫ちゃんとの楽しい思い出を何かの形で残したいと思う人も多いでしょう。最近では遺品や被毛などで形見の品を作る人も増えています。天国に行ってしまった猫ちゃんがいつもそばで見守ってくれていると思えば、悲しみが少しずつ癒されていくかもしれません。
お墓&仏壇を作る
最近はペットの火葬から葬儀、納骨、供養まで引き受けてくれるペット霊園が増えています。こうした霊園はいつでもお参りに行けますが、見知らぬ場所に眠らせるのはかわいそうと考える飼い主さんもいるかもしれません。その場合、遺骨を持ち帰り自宅に仏壇を作ってはいかがでしょうか。好きだったおやつやお花をお供えし、話しかけてあげることで、猫ちゃんがいつも側にいるように感じられるという人もいます。また、もし自宅に庭があるのであれば、地域の条例を確認した上でお墓を作ってあげるのもいいでしょう。
ペットロスから立ち直るには、体を動かし簡単な作業をすることが効果的という説もあります。猫ちゃんとの大事な思い出を残すために仏壇やお墓を作ることで深い悲しみから少しずつ抜け出せるかもしれません。
アルバムを作る
おそらくたくさんの飼い主さんがかわいらしい猫ちゃんの姿を写真に収めていると思います。それらを1枚1枚眺めながら楽しい思い出をたどるのも大事な癒しの時間ですが、テーマ別、年代別に分けるなどしてアルバムを作ってみてはいかがでしょうか。写真のほかに、イラストや猫ちゃんへのお手紙を加えるなどして、オリジナルのアルバムを作る飼い主さんもいるようです。猫ちゃんと過ごした時間を振り返りながら作業をすることは、ペットロスから立ち直るためにも効果的と言われています。
「メモリアル・ダイヤモンド」を作る
遺灰からダイヤモンドが作れるって知っていましたか? 遺灰から抽出した炭素を使用し、天然のダイヤモンドが結晶化する過程と同じ方法で作られ、出来上がったものは「メモリアル・ダイヤモンド」と呼ばれます。天然のダイヤモンドと同じ化学組成と結晶構造をもち、輝きはもちろん、硬度などすべての面で天然のものと同等の性質を持っています。指輪やペンダントヘッドにすれば、ずっと猫ちゃんがそばにいてくれるので、いつでも思い出すことができますね。
「アッシュ・イン・ペンダント」を作る
「遺骨ペンダント」とも呼ばれ、ねじ式で開閉できる小さなスペースに遺骨を入れられるような作りになっています。遺骨を納めるアクセサリーとして最も一般的なのが、このアッシュ・イン・ペンダントです。メモリアル・ダイヤモンド同様、大切な猫ちゃんの思い出といつも一緒にいることができます。
人形を作る
最近、手芸好きの間で密かなブームとなっているものに羊毛フェルトで作る猫人形があります。材料の羊毛フェルトをはじめ、身近で手に入る道具を揃えれば初心者でも作れるとあって猫好き&手芸好きの間で話題を呼んでいます。元気だった頃の猫ちゃんをモデルに、かわいい人形を作ってみてはどうでしょうか。さらに、ブラッシングの際に抜けた毛を「猫毛フェルト」として生まれ変わらせ小物作りの材料にしていている人たちもいます。メモリアル・ダイヤモンドやアッシュ・イン・ペンダント同様、いつも猫ちゃんを身近に感じられる大切な形見になるのではないでしょうか。
また猫ちゃんの写真を送れば、その写真のとおりにフィギュアを作ってくれるサービスもあります。
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