
家族同然の愛猫との別れ。その深い喪失感を抱えたまま、普段通りに仕事をこなすことは、決して簡単なことではありません。「仕事に身が入らない」「周りの理解が得られない」と、ひとりで苦しんでいませんか?
今回は、アイペット損保の調査による、猫のペットロスが仕事に与える影響のリアルを探ります。
あなたの抱える辛さは、決してあなた一人のものではありません。
この記事が、無理をしてしまいがちなあなたの心に寄り添うきっかけになれば幸いです。
【調査概要】
・調査対象:犬・猫を亡くした経験をお持ちで会社に勤める飼育者各500名(合計1,000名)
・調査期間:2025年11月21日~11月23日
・調査方法:インターネットによるアンケートを実施

【調査結果の概要】
「ペットロス」の認知度は約9割、ペットロス経験者は約7割にのぼる
約6割の飼育者にとってペットは家族で、全体の約8割が家族・子ども・兄弟姉妹と同等の存在
ペットを亡くした際に仕事を休んでいない飼育者が約7割、「理解されないと思ったから」が最多
ペットロスで仕事のパフォーマンスが下がった飼育者は約7割で、数週間仕事に集中できない人も
ペット休暇の必要性は「あった方が良いとは思うが現実的には難しい」が約半数
ペットを亡くした人への理解促進や支援で必要なものは「ペットは家族」への理解や働き方の制度面も
ペットロスの経験者は約7割

調査の結果、「ペットロス」という言葉を「聞いたことがあり、意味も知っている」と回答した人は87.0%で、「聞いたことはあるが、意味は知らない」(6.0%)を合わせると認知度は9割を超えました。
また、実際にペットを亡くした際にペットロスになった経験があるかという問いに対しては、67.6%が「はい」と回答しており、多くの飼育者がペットロスを経験していることが明らかになりました。
ペットは家族・子ども・兄弟姉妹と同等の存在

あなたにとってペットはどんな存在でしたかという問いに対しては、「家族」と回答した飼育者が60.3%で最多となりました。
次いで「ペット」が14.4%、「子ども」が13.5%と続きました。
「家族」(60.3%)「子ども」(13.5%)「兄弟・姉妹」(3.8%)など、ペットを人間と同等の家族として捉えている回答を合わせると約8割にのぼる結果となりました。

ペットを亡くした際に仕事を休んでいない飼育者が約7割
ペットを亡くした際、仕事を休んだかという問いには、73.0%が「いいえ」と回答しました。
仕事を休まなかった理由として最も多かったのは「ペットを亡くしたことを理由に休むのは理解されないと思った」が41.0%でした。
次いで「ペットを亡くしたことを理由に休むのはよくないと思った」が26.2%で、ペットを亡くしたことを理由に休むのは理解されない、またはよくないと考える飼育者が一定数いることが分かりました。
ペットロスで仕事のパフォーマンスが下がった飼育者は約7割

ペットロスにより仕事のパフォーマンスが一時的に下がったと感じる飼育者は68.5%で、約7割に影響が出ていることが分かりました。
ペットロスにより仕事に集中できなかった期間は「数週間」(25.7%)が最も多く、1か月以上でみると、「1か月」が12.5%、「数か月」が11.7%、「半年以上」が6.2%となり、合計で約3割にのぼりました。
仕事を休まない選択をする飼育者が多い一方で、集中できなかったりパフォーマンスの低下を感じたりしながら仕事をしている方も多くいることが分かりました。

ペット休暇は「あった方が良いとは思うが現実的には難しい」が約半数

ペット休暇の必要性については、「あった方が良いとは思うが、現実的には難しい」が51.4%で過半数を占めました。
これに「必要だと思う」(28.7%)を合わせると、約8割がペット休暇の必要性を感じています。
しかし、現実的な運用には難しさを感じている飼育者が多いことが分かりました。
ペットを亡くした人への理解促進に必要なものは?

職場でペットを亡くした人への理解促進や支援で必要だと思うものについては、「社内での『ペットは家族』という価値観への理解」が35.7%で最多でした。
次いで「柔軟に対応できる働き方の許容」(31.8%)、「社内のペットロスへの理解」(30.1%)、「ペットを亡くした際に休暇を取得できる制度」(29.6%)が続き、制度の導入だけでなく、職場全体の意識や風土に関する項目が上位に挙がりました。
本調査では、多くの飼育者がペットロスを経験する一方で、ペットを亡くしたことを理由に休むことは理解されない、よくないと考える飼育者もおり、約7割が仕事を休んでいない実態が明らかになりました。また、約7割の飼育者に仕事のパフォーマンスの低下が見られ、休暇制度だけでなく、職場の理解や柔軟な働き方が求められていることが分かりました。





