ペットに関する資格について知っていますか?

ペットは家族の一員とはよく聞く言葉。愛らしい姿でみんなを癒してくれる猫ちゃんこそが家族の中心と言う飼い主さんも多いのではないでしょうか。そんな大事な猫ちゃんに、いつまでも健康で暮らしてほしいからと、ペット関連の資格を取得する飼い主さんがひそかに増えているのだとか。

一体ペットに関する資格にはどんなものがあるのでしょう。獣医師から、猫ちゃんの飼い主さんたちの間で最近注目を集めているキャットケアスペシャリストまで、猫ちゃんに関わる人たちの資格をご紹介します。

 獣医師

獣医と猫猫ちゃんの飼い主さんにとって最も身近で、何かとお世話になるのが獣医師さんですよね。治療をはじめ、ワクチン接種や定期健診など、猫ちゃんが健やかに暮らすためのあらゆる指導を行ってくれます。

そのため、小動物の治療を行うことだけが獣医師の仕事と思いがちですが、小動物臨床以外にも人畜共通感染症の研究や家畜の飼育管理や防疫などと活動領域は多岐にわたります。

 取得方法

獣医師は国家資格です。取得するためには獣医学課程のある大学を卒業し、農林水産省が1年に1度実施する獣医師国家試験に合格しなければなりません。合格後、農林水産省から獣医師免許証が交付され、資格取得となります。

受験資格

獣医学課程のある大学(短大を除く)において正規の課程を修め卒業することが基本とされています。外国の獣医学校を卒業、あるいは獣医師の免許を取得した場合については別に審議されます。

取得までの期間

獣医学課程を修めるには6年間が必要です。その後、1年に1回行われる獣医師国家試験を受験することになります。もし留年、あるいは国家試験に失敗ということになれば、さらに年数がプラスされていきます。

取得費用

獣医師国家試験受験料:13,900円

獣医学課程のある大学は学費が高く、私立の場合、年間で1000万円以上が必要と言われています。

 管轄官庁

農林水産省

難易度 ★★★★★★★★★★

獣医師国家試験の合格率は約8割と言われています。ただし獣医学課程のある大学は数が少なく、また難易度も高いため、非常に狭き門となっています。

 認定動物看護師

猫と獣医師動物病院で獣医師の助手として猫ちゃんはじめ、犬やウサギなどの小動物の治療の補助や手術準備、さらに入院中の猫ちゃんの世話や健康管理などを行うのが動物看護師さんの仕事です。獣医師とともに家庭動物医療の最前線で獣医師とともに猫ちゃんの健康を守る重要な仕事です。

取得方法

動物看護師の資格に関しては、これまで各団体がそれぞれに養成過程を設け、独自の基準で資格認定を行ってきました。しかし、家庭動物医療の最前線で、ペットの生命と健康を扱うという社会的にも重要な職種であること、さらに、動物医療をめぐる社会情勢の変化などを受けて、2015年度から動物看護師の受験資格が統一され、これまで各団体が独自で認定していた資格が統一資格へと移行されました。

2015年度から、認定動物看護師になるためには、動物看護師統一認定機構が実施する試験に合格することが条件となりました。

 受験資格

動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校、大学において、認定動物看護師になるために必要な単位(必要時間数)を修めること(2017年3月31日までに修める見込みの者を含む)。

ただし、2012〜2014年度の動物看護師統一認定機構の試験で不合格になった場合も、2017年度試験までは受験は可能です。

取得までの期間

必要単位をどこで取得するかで期間は変わってきます。専修学校の多くは2年ですが、大学を選べば卒業までに4年かかります。その後、年に1回行われる試験を受験することになります。

取得費用

受験料:12,580円(2017年度、要項請求料などを含む)

獣医師同様、ほかに専修学校、あるいは大学の授業料などが必要です。

 認定団体

一般財団法人動物看護師統一認定機構

難易度 ★★★★★★★

2015年度の合格率は約85%となっており、動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムをきちんと履修していれば、資格取得の可能性は高いと考えられます。

 愛玩動物飼養管理士

動物愛護の精神に基づき猫ちゃんやワンちゃんといったペット(愛玩動物)の正しい飼い方やしつけ、社会との関わりなどを広く知らせることを目的に、1981年、社団法人日本愛玩動物協会が民間資格としてスタートさせました。ペットに関する資格がまだそれほど存在しなかった時代から、猫ちゃんやワンちゃんに関する知識を体系的に学べるとあって、動物関連業への就職を考える人たちの間で注目されていました。

愛玩動物飼養管理士には1級と2級があります。猫カフェやペットサロンなどといった動物を取り扱うお店では、「動物取扱責任者」を置くことが義務付けられていますが、愛玩動物飼養管理士2級の資格を持っていれば、「動物取扱責任者」として登録申請をすることができます。

 取得方法

日本愛玩動物協会が行っている通信教育を受講します。認定試験のサポートとして送付される「課題報告問題」に解答し、指定の期間中に提出する必要があります。期間内に提出がされない場合には、認定試験を受験できません。また期間中、1日授業に出席することが義務づけられています。

 受験資格

2級:18歳以上

1級:2級取得者

 取得までの期間

学習期間は約6〜8ヶ月。認定試験は毎年11月と2月に行われ、合格後、所定の手続きを行い「愛玩動物飼養管理士名簿」に登録されます。

 取得費用

2級:受講受験料/30,000円 認定登録料/5,000円

1級:受講受験料/32,000円 認定登録料/20,000円

(受講受験料には、教材費が全て含まれます)

 認定団体

公益社団法人日本愛玩動物協会

難易度 ★★★★★

合格率は約8割。受講期間中に提出する「課題報告問題」は模擬試験形式で作られているため、提出後に受け取る実力判定表をもとに、自分で学習の進行度合いを確認することができます。弱点を克服した上で試験に臨めるため、合格の可能性はかなり高いと言えるでしょう。

 ペットセラピスト

猫とスキンシップ猫ちゃんは引越しなどによる環境の変化、動物病院への通院、新しい同居猫ちゃんや見知らぬ人の出現など、日常生活のちょっとしたことでもストレスを抱えてしまいます。そんな時、グルーミングやアロママッサージなどを施し、猫ちゃんのストレスを減らしてあげるのが「ペットセラピスト」の仕事です。

ペットセラピストは「一般財団法人日本能力推進協会」認定の民間資格で、ペットサロンやペットショップ、猫カフェなどの就職に役立てる人が多いようです。もちろん自身の猫ちゃんを癒すためにも学んだ技術が力を発揮します。

 取得方法

一般財団法人日本能力推進協会が認定する通信講座を受講。1ヶ月に1回、添削問題の提出があります。カリキュラム終了後、随時、在宅にて受験できます。

認定講座:キャリア カレッジ ジャパン

 受験資格

一般財団法人日本能力推進協会の認定教育機関において、必要とされる全カリキュラムを習得すること。

 取得までの期間

標準学習期間は4ヶ月。受講開始から最大で700日まで学習サポートが可能。

 取得費用

受験料:5,600円(税込)

受講費用:46,000円(税込)

 認定団体

一般財団法人日本能力推進協会

難易度 ★★★

試験は在宅でテキストを見ながら受験することができます。落ち着いて臨めば合格の可能性はかなり高くなるはずです。

 ペットシッター士

抱っこされる猫最近は一人暮らしで猫ちゃんと同居する人も増えています。飼い主さんが長期の旅行に出かけたり、急な出張や入院することになったりした場合、留守宅で飼い主さんに代わって猫ちゃんとの世話をするのがぺットシッター士の仕事です。

猫ちゃんは環境の変化を嫌いますので、自宅で飼い主さんと変わらぬ愛情で接してくれるペットシッター士は猫ちゃんと飼い主さんにとってありがたい存在です。

 取得方法

ペットシッター士は日本ペットシッター協会が認定する民間資格です。ぺットの生態、品種、飼育方法、看護学、手入れ、繁殖、出産など、ぺットに関するあらゆることを学ぶ必要があります。飼い主さんに代わって愛情深く猫ちゃんの世話をすることはもちろんですが、自宅のカギを預かることになるため信用も大事です。

 受験資格

18歳以上

 取得までの期間

資格を取得するためには以下の3通りの方法があります。

1)通信講座

受講期間は6カ月。その後、認定試験会場で受験します。

2)通学コース

毎月第3週の月曜日~土曜日の6日間、東京練馬区にある協会本校スクールで開講、最終日に認定試験が行われます。

<カルチャースクール講習>

自宅学習に加え、ペットシッター士養成講座を開講しているカルチャースクールで2日間の講習を受けます。※カルチャースクールのスケジュールに合わせて開講されます。

 取得費用

・通信講座:50,400円

・通学コース:88,200円

・カルチャースクール講習:48,000円(自宅学習)+9,200円(2日間講習会)

 認定団体

NPO法人日本ペットシッター協会

難易度 ★★

90%以上が合格という高い合格率をマークしていますので、テキストを熟知していれば、ほぼ合格できると思われます。

 キャットケアスペシャリスト

猫とヒト空前の猫ブームと言われる今、ペット業界では猫ちゃんに関する専門知識を持った人材が求められています。そうした中で注目されているのが、この「キャトケアスペシャリスト」です。「一般社団法人日本ペット技能検定協会」が交付する民間資格で、ペットシッター士をはじめ、ペットサロン、ペットホテルなど、ペット関連業務において猫ちゃんの専門家として活躍することが期待されています。

 取得方法

日本ペット技能検定協会指定のカリキュラムを終了したのち、ライセンス交付申請をすることになります。通信講座のため、在宅で勉強できます。

※認定講座:ヒューマンアカデミー「キャットケアスペシャリスト講座」

 受験資格

年齢制限などは特になし

 取得までの期間

標準学習期間:4ヶ月(在籍期間:12か月)

添削回数:3回

 取得費用

ライセンス交付申請料:12,000円

受講料:89,000円

 認定団体

一般社団法人日本ペット技能検定協会

難易度 ★★★

自宅で添削課題を提出することで資格取得が可能で、ライセンス交付申請ができます。

いかがでしたか?さすがに獣医師の資格を取るのはハードルが高すぎるかもしれませんが、愛猫に健康に暮らしてもらうために、ペットシッター士の資格あたりは取ってみてもいいかもしれませんね!

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