猫もいびき・あくび・おならをするの?

猫のあくび

ちょっと意外かもしれませんが、猫ちゃんもいびきをかいたり、あくびをしたり、ゲップにおなら…と人間と同じような生理現象があります。ただし、現象は同じでも目的がちょっと違っていることがありますし、実は危険信号の場合もあります。猫ちゃんの生理現象について考えてみましょう。

いびき

すやすやと気持ちよそうに寝ている猫の姿は本当に愛らしく、心が癒されますね。睡眠中の猫を観察していると、鼻からいびきが聞こえてくることがあります。いびきは空気が鼻から咽頭などを通る時に起こる振動音のことで、人は寝ている間に喉の筋肉が緩み、喉が狭くなりいびきをかきますが、猫は鼻腔と呼ばれる鼻の内部が狭くなることでいびきをかきます。ペルシャやエキゾチックショートヘアなど、鼻が短いタイプの猫はいびきをかきやすいといわれています。
ただし猫のいびきは人間のような「ガーゴー」といった音ではなく、どちらかというと、「スースー」という寝息がやや大きくなった程度の音です。いびきをかく頻度もそれほど多くはありません。いびきの音が大きい、あるいはいびきが長く続くようになったら、鼻腔内の腫瘍や、鼻や気管の病気が疑われますので、動物病院で診てもらいましょう
また、人間同様、猫も寝言をいいます。「ウウ〜」と唸ったり、「ムニャムニャ」と口を動かしたり、中には「にゃ〜」と鳴くこともあります。子猫は1日20時間、成猫でも14時間以上寝ているといわれますが、熟睡しているのはそのうちの3時間ほどで、残りの時間は「レム睡眠」という、体だけが眠り脳が起きている状態にあります。この時、猫も寝言を言うのです。いったいどんな夢を見ているのでしょうね。

あくび

アメショ あくび

眠気を感じたり、疲れたりした時、人はあくびをします。それは脳に酸素を取り込み、脳の働きを促すためといわれています。猫も眠い時や起き抜けにあくびをして、脳に酸素を送り込もうとしますが、それ以外にも思わぬ場面であくびをします。何かに失敗したり、飼い主さんに叱られたり、ほかの猫とにらみ合っていたり…など、過度な緊張を強いられた時、なぜか猫はあくびをします。このように不安や緊張を感じる場面であくびをすることは「転移行動」と呼ばれます。

一見無関係な行動をすることで強いストレスを発散させようとしているのです。失敗したことや叱られていることを忘れるため本能的に行うもので、猫が体を舐める毛づくろいも、この転移行動のひとつです。もし叱っている時に猫が何度もあくびをしたら、かなりのストレスを感じている証拠。あまり叱らないでくださいね。

おなら

おならは腸内で消化しきれなかった食べ物がガスになって排出されたもののこと。猫の場合、食事の時に飲み込んでしまった空気やフードの中の混ぜ物、ミルク、食物繊維などが原因と考えられますが、猫は人間ほど頻繁におならをしません。また、人間のように大きな音を出すことはなく、ほとんどの場合、音の出ない、いわゆる「すかしっ屁」と呼ばれるもので、臭いもあまりありません。

こうした音の出ないおならがたまに出る分には何の問題もありませんが、臭いおならを何度もするようになったら要注意です。おならの臭いは普段食べているフードと大きく関係します。動物性タンパク質の量が多すぎると、大腸でその動物性たんぱく質が分解され悪玉菌が繁殖してしまうことがあります。この悪玉菌が腸内で有害物質を作り匂いガスを発生させてしまうのです。

臭いが気になるようなら、フードの成分表示を確認し、動物性タンパク質の量を減らすなど見直しをしてみましょう。
また、ストレスが溜まると腸の働きが鈍くなり、その分おならの回数が増えますので、毎日の生活の中で猫がストレスを感じていないか注意してあげてください。それでも症状が改善されない、あるいはおならと同時に下痢もしているような場合は小腸性下痢症を起こしている恐れがありますので、動物病院で診てもらいましょう

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ゲップ

猫もゲップをします。特に子猫はミルクを上手に飲めないことが多いため、空気も一緒に飲み込んでしまいます。そのためゲップをして空気を吐き出すのです。母猫が背中を舐めて刺激しゲップを出させることもあります。母猫がいない場合は、飼い主さんが代わりに子猫の背中を指でやさしくさすってゲップを促してあげましょう。人間の赤ちゃんの場合、抱っこして背中を叩いてあげますが、猫にそれは危険なのでしないでください。

子猫にミルク
成猫のゲップもやはり、フードと一緒に空気を飲み込んでしまったことが原因です。特に早食いの猫はフードと一緒にたくさんの空気を飲み込んでしまいます。またドライフードを一度にたくさん食べると、あまり噛まずに飲み込んでしまいます。お腹の中で膨らんだフードが空気を押し出すようにしてゲップが出ます。

食後に1、2回ゲップが出る程度なら心配はありませんが、あまり頻繁に出るようなら、1回分のフードの量を減らし、その分回数を増やしたり、ドライフードを水でふやかしたりなど、ゆっくり食べさせる工夫をしてみましょう。それでもゲップの回数が減らず、同時に嗚咽もするようなら胃腸に異常が起きていることが考えられますので、動物病院で診察を受けましょう。

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