日本はもうじき「猫の国」になる!?

犬とねこ

日本における2大ペットといえば犬と猫、これは間違いないでしょう。ただ、犬のほうがより身近で、猫は2番手。そんなイメージを持っている方も少なくないのでは? 実際、数字的にも、長い間その順序は保たれていました。が、その関係性が覆る日がもうすぐそこに、いや、すでに…

犬と猫の飼育数、すでに逆転している!?

総務省統計局が公表したデータによると、0~14歳以下の子供の数は、2015年で約1617万人。

一般社団法人ペットフード協会が公表したデータによると、2015年の犬猫飼育頭数合計は約1979万頭となっており、人間の子供の数よりも、犬猫の数が約22%も上回っている結果となりました。

ペットブームの中で人気が二分されていた犬と猫。特に犬の飼育頭数は2011年で約1194万頭。猫が約961万頭と、犬の人気が圧倒的でしたが、2015年の犬の飼育数は約992万頭となり、2011年の1194万頭に比べ、約17%の減少となっています。

一方、猫はというと、2011年の960万頭から約2.8%増えて、2015年の飼育頭数は約987万頭に。

一般社団法人 ペットフード協会による平成27年 全国犬猫飼育実態調査より

一般社団法人 ペットフード協会による、平成27年 全国犬猫飼育実態調査より

これまでの流れからすると、2016年の猫の飼育頭数は、犬の飼育頭数を上回るかもしれませんね。

こうした「ペットの猫優勢化」が進んでいる背景にはどういった要因が隠れているのでしょう? 以降、関連するいくつかのお話やデータを取り上げてみました。

高齢化が、ペットの猫>犬に拍車をかけている

ある雑誌の取材で、東京農業大学の太田光明教授は、猫が受け入られている要因について、共働きが増えている現状、猫は清潔好きで、犬のように散歩させる必要がないという点や、狭い住宅でも問題なく飼うことができる点などを挙げています。

これと関連して、犬を飼う人の減少は飼い主さんの高齢化も大きいとされています。ペットフード協会の昨年の調査によれば、年代別にみると犬猫ともに50代の飼い主がもっとも多くなっており、50代以上で全体の6割を占めています。

一般社団法人 ペットフード協会による、平成27年全国犬猫飼育実態調査結果より

一般社団法人 ペットフード協会による、平成27年 全国犬猫飼育実態調査結果より

こうした状況もあって、飼い主さんの高齢化に伴う負担増から犬の飼育数が減少し続け、一方で、散歩の手間がかからないなど比較的負担の少ない猫の飼育数が増えていると考えられています。加えて、90年代後半に起こった小型犬ブームの頃に飼い始めた犬が寿命を迎えつつあるという状況も重なっているようです。

忠実な犬にはない「ミステリアスさ」が大きな魅力に

近年、ネットを中心とした「猫ブーム」が到来しているとか。確かに投稿系の動画サイトやSNSにおける猫の動画や画像は人気が高く、再生回数やいいね!の数も伸びやすい。カレンダーや壁紙、アプリなど商品化されているものも少なくない状況です。

こうした流れを受け、メディアでの猫人気も好調です。ドラマ、CMなどに出演する動物を扱っているプロダクションでも、最近は猫が6割近くを占めているとか。複数のペットブログランキングでも、上位を占めているのは軒並み猫だそうです。

さて、では猫ブームの背景にある猫の魅力とは? ネット上に散らばる意見のなかでも、とくに多く見られるのが、「猫の謎めいた予測不能な面白さ」です。

人への忠誠心が高い犬に比べ、気まぐれで、ミステリアスな行動をとる猫は、そのハプニング性などが動画で活かされやすい。パッと見のかわいさもさることながら、確かにそうした点も猫という動物の大きな魅力といえそうです。

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