猫が餌を食べない!食欲アップの方法とは?

Orang cat and a big fish on a plate

猫ちゃんはとても気まぐれな生き物で、食事にもそれはあらわれます。いつもと同じフードをあげているのに突然食べなくなったり、好物を用意したのにそっぽを向かれてしまったり、そうかと思えば一日に何度もご飯を催促されたり…。その度に飼い主さんは心配のあまりおろおろしてしまうでしょう。そんな猫ちゃんの食事に対する気まぐれ、いわゆる「ムラ食い」はどうして起きるのでしょうか。猫ちゃんの味覚や好き嫌いについては、まだまだ謎が多く有効な解決策が見つかっていないようです。猫ちゃんと暮らす人なら誰もが遭遇したことのある、このムラ食いの対処法について考えてみましょう。

急に食べなくなるのはなぜ?

子猫時代はとても食欲旺盛。1歳ぐらいまでのあいだはお皿に出したものはきれいにたいらげてくれます。しかし、成長すると理由もなく食べなくなってしまうことがあります。これは狩りをしていた時代の名残といわれます。野生の猫は獲物が捕れれば食べるし、捕れなければ我慢するという生活を送っていたため、たくさん食べたあとはしばらく食べなくても平気なように体が作られていたのです。

その習性は今も引き継がれているようで、突然食べなくなってしまうことがあるのです。特にお腹いっぱいの様子もないのに、どうしたんだろう…と飼い主さんは心配になってしまいますよね。じつは猫は、いつでも食べられるとわかっているので、気がむいたら食べようと考えているのかもしれません。慌てずしばらく様子を見てみましょう。普段通り元気にしているようなら特に心配は要りません。ただし24時間以上たっても食欲不振が続く、どうもやせてきたような気がするなど、普段と様子が違うようなら、動物病院に相談しましょう。

キャットフードに原因あり?

imasia_4162388_M一般的に猫は塩味や甘味をあまり感じ取れないといわれていますが、微妙な味の変化を感じ取る猫ももちろんいます。たとえば、いつもと同じフードなのに食べなくなった原因を探ってみたら、添加物の種類が増えていた、生産地(工場)が変わっていたことが判明したという事例もあります。また食感にも敏感に反応する猫もいます。ドライフードの形状が微妙に変わったことに飼い主さんは気づかなくとも、猫が違和感を覚えて食べなくなったという可能性もあるかもしれません。まずはいつものフードに変化がないかどうか調べてみるのもいいでしょう。

フード皿をカリカリするのはなぜ?

食欲がない時、猫はフード皿の横を後ろ足でかいたり、時にはひっくり返したりすることもあります。飼い主さんから見たら、フードが気に入らなくて抗議しているように見えてしまいますが、そうではありません。野生時代、猫は捕った獲物を砂に埋めて隠していました。お腹がすいたら、それを食べていたわけです。その習性から、お皿に盛られたフードを隠そうとしているつもりなのです。つまり、「今はお腹が空いていない」「後で食べる」というサイン。とは言え、実際に砂はありませんので、お皿の横をカリカリするだけになってしまうというわけです。中にはその辺に置いてあったタオルやスリッパをくわえてきてお皿にかぶせる猫もいるとか。大事な食料を隠しているわけですね。

変化をつけることで食欲アップ!

猫は気まぐれな性格で、突然食事をとらなくなっても特に心配はない…、そうわかってはいても、やっぱり心配。できればいつものように食べてほしいというのは、飼い主さんの願いです。食べなくなった理由、それはひょっとしたらいつものフードに飽きてしまったからなのかも。人間だって、いつも同じおかずでは飽きてしまいますよね。猫だって、たまには違う味を欲しがっても不思議はないでしょう。そんなときは、以下のような変化をつけて、ご飯を出してみるのも一つの方法です。

いつものキャットフードを別のものに変えてみる

変えるといっても、慣れないフードで猫が嘔吐してしまうこともないとはいえません。いきなり変えるのではなく、二種類を別々のお皿に入れて出して様子をみるのがよいでしょう。

味付けせず茹でた鶏肉のささみをほぐしたものをトッピングしてあげる

肉食動物である猫はやっぱり肉の匂いが好き。ささみを加えるのは喜ばれるでしょう。

フードをレンジで温めて出してみる

レンジで温めることで、風味が出るのでおすすめ。匂いだけでも食欲がわくこともあります。温かくて匂いがするというのは、猫にとって野生時代の獲物を思い出すのかもしれませんね。

そういえばいつも同じフードをあげていたな…と思ったら、食事にちょっとした変化を加えるよう工夫してみてください。もちろん、食べてくれるからといって、あげすぎにはくれぐれも注意です。

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監修: 東京猫医療センター 服部幸
監修: 東京猫医療センター 服部幸
2003年、北里大学獣医学部卒業。
SyuSyu CAT Clinic院長、アメリカのテキサス州にある猫専門病院の研修プログラムを経て、2012年、東京猫医療センターを開院する。2013年には、アジアで2件目となるISFM(国際猫医学会)のゴールドレベルの認定を取得。
10年間にわたり、猫の専門医療に携わる。
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