猫さんが箱に入りたがる理由とは?

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通信販売なんかで商品をお取り寄せしたとき、猫飼いさんなら必ずするのが猫さんへのお裾分け。商品を?いえ、いえ。商品が入った箱を、です。
猫さんは、なぜあんなに箱に入るのが好きなんでしょうか。
猫とも新聞でもだいぶ前に『箱猫』と題して特集を組んだことがあります。
東大宮にある猫カフェ「猫の部屋」さんにご協力いただいて、どんなサイズの箱が好きなのか、どのサイズの大きさまで入るのかをテッテー調査しました。
その結果、2つのことがわかっています。

どんな小ささでも入りたがる

003まず一つめは、猫さんはとにかく「どんな大きさでも入りたがる」ということ。
A4コピー用紙10冊分が入る大きな段ボールからマッチ箱まで10種類の箱を用意したのですが、どれも置いた瞬間に猫さんがやってきました。
なんと、マッチ箱まで果敢に挑戦する強者も。
前足の先っちょだけマッチ箱にそっと添えて、まったりくつろいでいました。入った〝つもり〟になっていたのかもしれません。

一番人気はぴったりサイズ

004ことほど左様に箱好きな猫さんですが、イチバン人気があったのは、幅22㎝×奥行16センチの小振りサイズ。猫さんが入ると「みっちり」という感じのぴったりサイズです。順番待ちが出るほどの人気ぶりで、奪い合いの挙げ句、横倒しにされてしまったほど。
猫好きさんが「ザ・箱猫」という写真を撮りたいなというときには、このサイズを目安に箱をお選びいただければと思います。

なぜ猫さんは箱が好きなの?

005では、なぜ猫さんは箱がこんなに好きなのでしょうか。

狩りの習性説

最もよくきかれるのが、狩りをしていた時代のなごりだというこの説です。
敵に見つかりにくく、エモノにも気づかれにくい、木のうろや茂みなどの狭~い場所をすみかやねぐらにしていた先祖伝来の習性が、猫さんを狭い場所好きにしているというもの。エモノを待ち伏せする狩りのスタイルを思い起こせば「なるほど」とも思うのですが、箱に入った猫さんってのんびりくつろぎ過ぎてませんか?あれが狩りの一部だとは到底思えないんですけれど…。
でも、箱に入ってまったりしている猫さんの近くを通りかかると、突然手が出てきて「チャイ」されたりしますから、やっぱりハンターなのでしょうか。

砂漠生息時代のなごり説

猫の先祖は、中東に生息するリビアヤマネコといわれています。
リビアの砂漠に暮らしていた頃、猫さんは砂漠の中でようやく見つけた、狭い岩場を住み処にしていた、だから、猫さんは今でも狭い場所が好きなんだという説もあります。
でも、でも、リビアヤマ猫の生息地は、半砂漠から熱帯雨林までと広範囲ですので、一概に砂漠だけで暮らしてたとはいえないですよね。

さわってると安心説

最後に、「猫さんは身体の一部がなにかに触れていると安心するから」という説をご紹介しましょう。これも野生時代、狭い場所で暮らしていた頃のなごりなのかも。
特に、背中がなにかに触れていたり、誰かにさわっていてもらうと安心するようです。これなら、背後から襲われることがありませんからね。ほら、私たちだって、お風呂に入って髪を洗ってるとき、フッと不安になることがありませんか?後ろに誰か立っていたらどうしようなんて…。

でも、猫同士ってしょっちゅうくっついて寝てるし、このあたりもかんがみると、野生時代のなごりというより子猫時代のなごりなんではという推測も成り立ちます。

どっちにしろ「くっついてないと不安」というのは実に可愛らしい。
ちなみに、野生時代の名残という根拠として、箱の中で寝ていても顔だけは表に向けているというのがあります。つまり、「睡眠中も警戒を怠らない」というわけ。う~む。単に箱のフチをあご枕にしているだけにも思えますが…。
あなたはどの説を信じますか。

10種の箱を使った実験の詳細は、猫とも新聞15号に詳しく掲載されています。

※犬・猫の行動・習性については、動物行動学上様々な説があり、本記事に記載の内容もアイペットの見解と異なる場合があります。

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