猫の爪とぎ対策・ひっかく原因とは?

爪とぎ

猫さんと暮らすにあたって、皆さんが困っているのは「ツメ研ぎ」ではないでしょうか。
猫さんがものを壊すときは「ワザと」のことが多いです。皆さんも、びっしり並んだ高級ガラス製品の間を、ひとつも壊さすことなく通り抜ける猫さんをご覧になったことがあるでしょう。それだけのバランス感覚がありながら、なにかを壊すということは、留守番をさせられたなどして怒っている証拠。猫さんには「ごめんね」ときちんと謝って、壊されて困るものは片づけてからお出かけください。

けれど、大事なイスの上でバリバリ、ところ構わず壁紙でバリバリやられると、あっという間に家中、ぼろぼろになってしまいます。
なんとか、猫さんにツメ研ぎをご遠慮願う方法はないのでしょうか。

猫さんにとって爪とぎは「大切なこと」

1092621猫さんのツメは、重ねたスリッパのような構造になっています。いちばん外側のツメが古くなると、何かをひっかくことで古いツメを剥ぎとり、内側の新しいものにチェンジするのです。
ツメで獲物を引っかけて狩りをする猫さんにとって、なまくらなツメではハンティングの役に立ちません。木に登るにも不便です。まめにツメを研いで、いつもシャープな状態に保っておかなくてはなりません。
それに、猫さんのツメの周りにはフェロモンを出す腺がありますので、お気に入りの場所にはツメ研ぎをして、自分のニオイをつけているのです。自分のナワバリを守るマーキングですね。ひっかき傷そのものにもマーキングの意味があります。
猫さんがお気に入りのイスの上でツメ研ぎをしがちなのも、うなづけますよね。
うなづけますが、できればやめてほしいもの。どうしたらいいのでしょう。

研ぐ場所を作ってあげよう

基本的に、猫さんはしたいことをしたいときにしたいようにする生き物ですし、ツメ研ぎは必要な行為ですから、猫さんにツメ研ぎ禁止を強要することはできません。
それよりも、猫さんに「ツメ研ぎをしていい場所」と「悪い場所」をわかってもらうことで、お互い気持ちよく暮らせるようにしていきましょう。

まずは、猫さん好みのツメ研ぎ器を用意します。
ツメ研ぎにはストレッチの意味もありますので、十分に身体を伸ばせる長さが理想的。引っかかりのある素材で、力一杯バリバリしていても動かない安定感のあるものがベターです。
素材については、段ボール製のツメ研ぎ器を好む仔もいれば、麻素材が好きな仔もいます。古いカーペットがお好みの仔も。何種類かトライして、猫さんの気に入るものをみつけてあげてくださいね。

怒っちゃダメです ムダだから

ツメ研ぎ器を用意したら、猫さんの手を取ってツメ研ぎの真似ごとをしてください。肉球からフェロモンの匂いが移って「これは自分のもの」と認識してくれます。
その上で、「悪い場所」でツメを研ぎはじめたら、すかさず猫さんを抱き上げ、ツメ研ぎ器のところへ移動します。そこで、バリバリしてくれたらミッション成功!

猫さんは、前にツメを研いだ同じ場所でツメ研ぎをする傾向にあります、ツメ研ぎ器を気に入って、そこでツメを研ぐようになれば、家具などへの被害はぐっと軽減されます。
それでも、「悪い場所」でツメ研ぎをしてしまっても怒ってはなりません。猫さんには、なぜ叱られているのか理解できないのでツメ研ぎは解消されませんし、怒った人をキライになるだけなので、あなたが損をしてしまいます。

猫さんがツメを研ぎたくなくなるように、「悪い場所」にはクシャクシャにしたアルミ箔を張るとか柑橘系の香りの消臭剤を撒くなど工夫しましょう。

ツメはこまめにお手入れを

まめに猫さんのツメを切ってあげることも大切です。
イチバン先の尖ったところを切ってしまえば、万が一、「悪い場所」でツメ研ぎしても、被害を最小限度に抑えられます。
猫さんのツメは普段格納されていますが、肉球を押すときゅっと出てきます。ツメの中には赤い血管が通っていて、これを切ると出血してしまいますので、その手前で切るようにしてくださいね。

コワイという人や猫さんが手をつかませてくれないという場合は、獣医さんのところへいけば切ってくれます。
ツメ研ぎ器がボロボロになって研ぎ心地が悪くなると、よそでツメを研ぐようになっちゃうので、早めに交換してあげてくださいね。

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