猫免疫不全ウイルス(FIV)・猫エイズ

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猫免疫不全ウイルス(FIV)は、猫エイズともいわれており、猫免疫不全ウイルスに感染している猫に噛まれたりすることで感染します。発症すると、免疫不全に陥り、日和見感染(健康な猫では病気になることがないような病原体により病気を発症する)や腫瘍、骨髄の病気などになり、予後はよくありません。しかし、感染した猫がすべて発症するわけではありません。

こんな症状が出たら気をつけて

感染してすぐに風邪のような症状がみられることがありますが、その後まったくなんの症状も示さない状態が何年も続くことがあります(無症侯期)。その後、発症期に入ると、全身のリンパ節が腫れたり、口の中を痛がったり(口内炎や歯肉炎による)、鼻水やくしゃみなどの鼻風邪のような症状がみられます。また、免疫力が低下することにより様々な感染症にもかかりやすくなり、健康な猫よりも治るのに時間がかかったりします。

診療方法

血液中のFIV抗体を検査します(FIVのワクチンを接種している猫では陽性反応がでることがあります)。FIVに効果的な薬があるわけではないので、症状に応じた対症療法が基本となります。また、免疫の活性を期待して、インターフェロンなどが使用されることもあります。

治療・診療費はいくらぐらい?

診療項目(内容) 単価(円) 数量 金額(円)
再診料 500 1 500
皮下注射
(インターフェロン)
3,000 1 3,000
皮下注射
(抗生剤)
1,500 1 1,500
皮下注射
(消炎鎮痛剤)
1,500 1 1,500
内用薬 1 100 10 1,000
内用薬 2 100 10 1,000
合計 8,500円

この診療明細書はアイペット損保の支払いデータから作成した診療費の参考例となります。したがって、診療費用・内容の平均・水準を示すものではありません。

予防方法

FIVに感染している猫と接触をさせないことが一番大切です。完全室内飼育にして外には出さないようにしましょう。やむを得ず外に出す場合や、FIV感染している猫と同居しているケースではFIVのワクチンを接種するのもよいですが、100%の感染防御はできません。

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Anicli24院長 三宅亜希
Anicli24院長 三宅亜希
電話で犬猫の医療相談を行う「電話どうぶつ病院Anicli24」の院長。日々、ペットオーナーからの電話相談に対応している。
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