フード専門家が教える「ウエットフードを選ぶときのポイント」

Cat eating food from a bowl on a white background close-up

連載『猫の食育』
昨今のペットブームに乗じて様々なフードが開発・販売されています。愛するうちの子のために最良なフードを選びたいと思うものの、種類が多すぎてどれを選べばよいのかわからない、そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?愛犬である姫ちゃんの病気をきっかけにフードの大切さを痛感し、世界一厳格な動物愛護法に基づいて生産されているスエーデンのプレミアムペットフードブランド「husse®」の代理店となった筆者が7回にわたって『猫の食育』の際の工夫をお伝えします。
‘ドライフードを選ぶ時のポイント(猫ちゃん編)’に引き続き、今回は
「ウエットフードを選ぶ時のポイント(猫ちゃん編)」に付いて一緒に考えて行きましょう。

まずは、ドライフードとウエットフードの違いをみてみましょう。

ドライフード

一般的な固形のキャットフード。最も多くの猫ちゃんが食べているキャットフードの種類。
特徴:水分含有量10%程度。保存期間が長い。
手軽。比較的安価。

ウェットフード

肉や魚などの素材そのものを生かしているフードが多く、嗜好性が高いフード。

特徴:水分含有量75%程度。缶詰やレトルト等。物によっては保存期間が短い。
比較的高価。

ウエットフードの特徴

上記に書いた通り、ウエットフードはドライフードに比べると圧倒的に水分含有量が
多いのが特徴です。
全体の75%程度が水分ですので、猫ちゃんの水分不足による様々な病気リスクは
回避出来やすいフードだと言えると思います。
しかし、肉や魚を主原料にしており、濃い味付け等で嗜好性を高めているフードが多いので、ウエットフードばかりを与えていると、他のフード(特にドライフード)を
食べなくなる事がありますので、毎日・毎回与えるのではなく、時々与える程度の方が
望ましいと思います。ただし、高齢猫や、治療中の猫ちゃんは獣医師の指示に従ってください。

ワンちゃんに比べ、自ら水分を摂りに行かないと言われている猫ちゃん。
その点だけを見ると、ウエットフードは凄く優れている様に感じますが、注意点もありますので、良く勉強して行きましょう!

ウエットフードを選ぶ時気を付けようこの3点!

1・嗜好性の高さ。

中身(原材料)は何?

生肉さかな

何と言ってもウエットフードの1番の特徴は嗜好性の高さです。
嗜好性が高い=良く喰い付き良く食べてくれるフードなんて、好き嫌いの多い猫ちゃんの飼い主さんにとってはたまらない魅力ですよね。

喜ぶのはまだ早いですよ。では何故そんなに嗜好性が高いのか考えましょう。
ウエットフードには、お肉や魚そのものの原材料が多く使われており、味付けも結構しっかり付いているフードが多いです。

その分、素材その物のお肉や魚は何を使っているのかが重要になって来ます。
完全肉食の猫ちゃんには、メイン材料(原材料の1番目に記載している)が肉かを確認して、2番目には何の材料が記載されているかの確認をご自身で行う癖を付けて下さい。
安い!と言って、飛びつくのでは無く裏面(横面)をきちんと見て、確認する癖を付けましょう!
【ウエットフードには保存料や添加物が入ってない】と思い込んでいる人が時々いらっしゃいます。

私自身、そう書いてあるネットもみた事があります。しかし、実際に販売しているウエットフードの原材料の記載を良く見て下さい。

結構いますよ~。「酸化防止剤」「防腐剤」「増粘剤」「香料」等々の添加物達が。
ドライフードにも、ウエットフードにも良いフードも、残念ながらそうでないフードも存在します。

ですので、ドライフードだから。ウエットフードだから。安心だ。不安だ。と決めつけるのではなく、必ずご自身で原材料の記載を確認する癖をつけましょう!

2・価格に注意!

何故安いの?何故高いの?
一般的にウエットフードはドライフードよりも高価な物が多いですが、
時々、とても安価なウエットフードも目にします。
猫缶1缶48円!
時々売ってますよね、この様な価格で。それがセールとかなら問題は無いですが、
常に、この価格だったら?
ウエットフードは原材料の75%程度が水分ですが、缶詰やレトルト等が多くドライフードに比べ、パッケージ代が高価な物が多いので、あまりに安価な物は中身が不安ですよね。
いわゆる4Dミート「Dead(死んだ)」 「Dying(死にかけている)」「Diseased(病気の)」 「Disabled(けがをした)」、これらの英単語の頭文字である4つのDをあわせて呼ぶ、食品として不適格な肉類のこと。
が使われてる場合も完全に否定は出来ません。

他のウエットフードと比較してあまりにも安価な物は、その理由を考えましょう。

3・ “総合栄養食”と“一般食”に注意!

メインであげるのは“総合栄養食”
キャットフードには“総合栄養食”と“一般食”があります。
ペットフード協会が『このフードと水だけで栄養素的にバランスが取れる』と
判断したものは「総合栄養食」と呼ばれます。
それに対し「一般食」は、それだけを与え続けると栄養に偏りが出るフードです。

ウエットフードの多くは「一般食」である事が多いので、そのフードが
「一般食」なのか「総合栄養食」なのかを理解して購入し、正しい与え方をしましょう。

もし、今与えているウエットフードに「一般食」との記載があれば、そのフードだけでは十分な栄養が摂れない為、「総合栄養食」のフードと合わせるか、トッピングする等して
メインで与えるのではなく、喰い付きが悪い時や、週に何回迄。という様に決めて
与える方が良いでしょう。

まとめ。

猫とポット綺麗好きな上に、好き嫌いや、わがままが多い猫ちゃん。
ある意味、ワンちゃんより手も手間も掛かる猫ちゃん。

でも、それが魅力だったりするんですよね~♪
そんな可愛い♪可愛い♪猫ちゃんに与えるフードとなると悩みますよね!
私達人間なら、ある程度自分で食べるご飯は自分で決める事が出来ます。

でも、基本的に猫ちゃんは貴方が与えるフードしか食べられないのです。
だから、より良いフードを選んであげたい。
何よりも、美味しそうに食べてくれる姿を見てると癒される~~~!!!

その為には、少々高くても缶詰あげましょう。
と、思われていた貴方。どうでしたか?
水分含有率も約75%以上、嗜好性も高く、猫ちゃんの喰い付きも抜群!
一見素晴らしい事だらけのウエットフードの中には、猫ちゃんの喰い付き(嗜好性)を良くする為に、香料等をふんだんに使用していて、尚且つ開封後も出来るだけ長持ちさせようと、保存料迄たっぷりなフードも存在している事が解って頂けたでしょうか?
基本的に1回食べきりのウエットフードですので、1度切り替えてしまうと中々ドライフードに戻せない。という方が多いですので、
・中身の原材料をきちんと確認して
・安すぎない物で(安い場合は中身を要チェック)
・《総合栄養食》を選んであげる。
上記を守って選んであげても、私のオススメの与え方はドライフードと
ウェットフードを混ぜて与えてあげる。こちらの方が良いでしょうね。

ウエットフードは、カロリーも高い場合が多いので与え過ぎには注意してください。

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株式会社ペミリー 代表取締役 兼 Boss 橋本 敏
株式会社ペミリー 代表取締役 兼 Boss 橋本 敏
大阪市出身。一緒に暮らしていた愛犬の病気を切っ掛けに、フードの大切さを痛感し、自ら世界一厳しいと言われている動物愛護法のあるスエーデンのプレミアムペットフードブランド「husse®」関西初の代理店になる。
様々な資格を取得し、お客様のご自宅に訪問させて頂いて直接ワンちゃん・猫ちゃんを見て・触る事にこだわって、本当にその子に合ったフードをご提案・お届けしている。今ではペットの顔を見れば健康状態がおよそ解る程に。【全てのペットとオーナーさんを笑顔したい】を経営理念に、Skypeによる食育講師やアドバイス・飼い主さんの心のケア(ペット好きな人専門仲人)迄。幅広い業務展開をしている。

株式会社 ぺミリー

資格:
ペットフード販売士 (社団法人 ペットフード協会 第15-10021-0)
ペット食育教会 ペット食育士
husse® 専任フードアドバイザー
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