猫ちゃんとお出かけ~車に乗ろう!編~

バスやタクシー等を利用する際は、ラッシュ時は避け、キャリーバッグはひざの上で抱えるように乗せるか安定した座席に置き、なるべく動かさないようにしましょう。何よりも、公共交通機関ではマナーを守った行動を心がけましょう.
また、自家用車を使って移動する際も、猫ちゃんを連れていく際は守るべきルールがあります。疎かにすると、交通事故につながってしまう可能性があります。必要な持ち物なども事前にしっかりと確認しておきましょう。

バス

バス路線バスについては、基本的に完全に蓋が閉まるケースに猫が入っている状態ならば問題はありません。また、JRバスの昼行便については、重さ10kg未満で、タテ、ヨコ、高さが30cm以内であれば、手回り品として無料で車内に持ち込むことが可能です。運行するバス会社によっては車内持ち込みができない場合や、追加料金が発生する場合があります。なお、夜行便でのバスは、補助犬以外、車内へのペット持ち込み自体が禁止されています。

タクシー

猫inタクシー公共のタクシーを使用する場合、基本的にふたが閉まり完全に収納できるケースに入れた状態であれば乗車できますが、タクシー会社によってペット同乗ができないところや、運転手さんが猫アレルギーの場合もあります。どうしてもタクシーを使いたい場合は、タクシー会社に確認の電話をして、猫が同乗するということを伝えてからタクシーを呼ぶことをおすすめします。
また、最近では、ペットの輸送を専門に行うペットタクシー業者も増えてきました。場合によってはこういったサービスを利用してみるのも良いでしょう。

自家用車

〈運転前の準備〉

車内の芳香剤やたばこのニオイは、鼻が敏感な猫にとってはストレスを感じるもの。車に乗せる前の準備として、車内の空気はきれいにしておきましょう。当然、ドライブ中の車内も禁煙です。
猫はハーネスとリードをつけ、必ずキャリーバッグに入れておきましょう。また、運転しながら猫の面倒は見るのは危険ですので、できれば同乗者がいた方がよいでしょう。車の窓やドアを空ける際は、猫を完全にキャリーバッグに入れ、絶対に出られない状態にしてからにしましょう。

キャリー 猫 シーツ

必要なもの

□キャリーバッグ

□ハーネスとリード

□猫用トイレ

□水(シリンジと呼ばれる針のないタイプの注射器に、20mlほどの水を入れておく)

□少量のフード・おやつ

□車のシート汚れ防止のカバーを設置しておく

〈運転中のルール〉

車の運転は急発進、急ブレーキを避け、スムーズなドライビングを心がけましょう。車内の猫はいつも以上にパニックになっているため、それが思わぬ事故につながる危険性があります。車内でキャリーから出してしまうと突然ブレーキ下にもぐりこんでしまってブレーキが踏めなくなったり、シートの隙間などの狭いところから出てこなくなることも考えられます。猫が運転席に行かないよう、常に注意深く見ておく必要があるため、ハーネスとリードをつけていても、必要以上に車内へ放すのはおすすめできません。

運転中のトイレ

長時間の移動の際は車内に猫用トイレを設置しておき、キャリーバッグの中にペットシーツを敷いておくのもよいでしょう。猫によっては環境の変化に驚いてしまい、しばらくトイレにいかなくなる場合もあるため、移動の前後は注意しましょう。

運転中の食事・水

車酔いしやすい猫には、食事や水を与えない方がよいですが、車が平気な猫であれば、車を停車させてから少量の食事や水をとらせます。緊張しすぎてしばらく水を飲むことすら我慢してしまう猫もいるため、シリンジを使用して水を与えましょう。シリンジは針のない注射器で、動物病院やペットショップなどで手に入れることができます。シリンジで10~20mlくらいの水を吸い上げ、猫の口の横からすこしずつ流し入れます。嫌がってしまう猫には無理やり与える必要はなく、口が湿る程度の量で十分です。

〈休憩中〉

1〜2時間に1回を目安に車を止めて休憩をとりましょう。窓を開けて車内の空気を入れ替えたり、場合によっては休憩中に水を与えます。車のドアを開ける際は、猫が飛び出さないようキャリーバッグに入れたり、ハーネスとリードをしっかりと持つようにし、必ず行動を制限してからにしてください。熱中症の危険があるので猫を車内に放置することは絶対にやめましょう。

〈車から降りたら〉

まず、猫を落ち着かせることが第1です。しきりに口をあけて呼吸したり、ヨダレが出続けるようならば、これは車酔いが収まっていない状態といえます。猫が落ち着くまでなるべく体を動かさないようにすることが大切です。トイレを我慢してしまう猫は、落ち着くと急におもらしをしてしまう場合があるため、猫の下にペットシーツを敷いておくのがおすすめです。

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監修: 東京猫医療センター 服部幸
監修: 東京猫医療センター 服部幸
2003年、北里大学獣医学部卒業。
SyuSyu CAT Clinic院長、アメリカのテキサス州にある猫専門病院の研修プログラムを経て、2012年、東京猫医療センターを開院する。2013年には、アジアで2件目となるISFM(国際猫医学会)のゴールドレベルの認定を取得。
10年間にわたり、猫の専門医療に携わる。
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